【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、南北首脳会談の準備のための高官級会談が開かれ、共同声明文を採択したと報じた。 朝鮮中央通信は「民族の和解と団結の熱気が日増しに高まっているなか、北南首脳の対面のための高官級会談が29日、(軍事境界線がある)板門店の統一閣で進行された」と伝えた。 また「会談で双方は北南首脳の対面と関連した実務的な問題に対し真剣に協議し、共同声明文を採択した」とし、「共同声明文には北南首脳対面時期と場所が明らかになっている」と説明した。 ただ具体的な内容は明らかにせず、首脳会談が来月27日に板門店の韓国側施設「平和の家」で開催されることには触れなかった。 韓国と北朝鮮はこの日の高官級会談で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(
キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による首脳会談を4月27日に「平和の家」で開催することで合意し、その内容を盛り込んだ共同報道文を発表した。 北朝鮮メディアが南北首脳会談に言及したのは今回が初めて。 文大統領の特使団は今月5~6日に平壌を訪問し、金委員長と会談。韓国に戻り、南北首脳会談の開催など6項目にからなる合意文を発表した。だが、北朝鮮メディアは同内容について一切報じていなかった。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0