韓国　きょうのニュース（５月１０日）

◇北朝鮮から解放の３人が米到着　トランプ大統領も出迎え　北朝鮮から解放された韓国系米国人３人が１０日午後（日本時間）、専用機で米ワシントン近くの空軍基地に到着した。トランプ大統領夫妻やペンス副大統領夫妻らが出迎えた。北朝鮮が拘束していた３人を解放したのは、近く開催される米朝首脳会談を前に米国との関係改善の意思を示したものとみられる。トランプ氏も「金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）に感謝する」とコメントした。◇韓日大陸棚協定発効から４０年　成果なく　石油・天然ガス資源の共同開発のため締結した「韓日大陸棚協定」が今年、発効から４０年となる。しかし、日本側が共同開発に否定的な立場を示し、これまでの成果はまったくないという。政府系シンクタンクの韓国海洋水産開発院は１０日に発表した報告書で、「このままでは１０年後の２０２８年に何の成果もなく、協定が終了する恐れがある」と指摘。政府の積極的な対応を促した。◇韓米高官が電話会談　首脳会談に向け緊密協力　韓国の林聖男（イム・ソンナム）外交部第１次官は９日、サリバン米国務副長官と電話会談を行い、韓米首脳会談や米朝首脳会談の開催に向けて緊密に協力していくことで一致した。韓国外交部が１０日伝えた。韓米会談は今月２２日に、米朝会談は６月までに開催される予定。◇５年間の自殺者７万人　全数調査へ　李洛淵（イ・ナクヨン）首相は１０日、ソウル市内で開かれた「生命尊重政策の民官（官民）協議会」の発足式で、「ここ５年間の自殺者７万人について全数調査を行う」と述べた。調査は自殺予防政策を科学化・体系化する基礎資料になると説明した。韓国の自殺者は年間１万３０００人で、毎日３６人、４０分ごとに１人が自殺することになるという。