キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
米ホワイトハウス高官はこの日、非公開の会見で「昨晩ペンス副大統領を名指しして攻撃する内容の声明が(北朝鮮から)届いた」とし、「(声明は)米国を脅し、米国と会談場で会うか、『核対核の対決』をしようという内容だった」と述べた。
この声明は北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が同日出した、ペンス氏のインタビューでの発言を問題視して同氏を非難する内容の談話のことだ。
崔氏は談話で、ペンス氏を「政治的に鈍い間抜け」と非難するとともに「われわれは米国に物乞いのように対話を求めないし、米国がわれわれと対面しないなら、あえて引き止めない」と述べ、米国が北朝鮮と会談場で対面するか、核の対決上で対面するかは米国の決心次第だとした。
ホワイトハウスの別の関係者はロイター通信に、「ペンス副大統領に対する北朝鮮の反応は『忍耐の限界』で、(米国が)首脳会談を取りやめるようにさせた」と述べた。
この関係者は「北朝鮮との平和に対する希望は今もあるが、そうするには北朝鮮は修辞(話し方)を変える必要がある」とし、「北朝鮮が進んで通ろうとするならまだ開いている裏口があるが、それは少なくとも彼らの修辞方法を変えることと関連がある」と強調した。
米政府は、北朝鮮の信義に反する行為に強い不満を吐露した。
会見を行った高官は「ポンペオ国務長官が9日に訪朝した際、両者は先週シンガポールで会談準備のための実務会談を行うことにしていた」とし、「しかし北朝鮮は連絡もなく現れなかった。北朝鮮はわれわれをすっぽかした」と批判した。
この高官は「北朝鮮に何度も連絡を試みたが、何の応答もなかった」としながら「このような対話の中断は深刻な信頼不足を暗示する」と語気を強めた。
また、この日北朝鮮が北東部・豊渓里の核実験場を廃棄したことについても「北朝鮮は専門家を現場に招くという約束を破った」とし、「(現場取材を行った)米CBSテレビも、検証できる専門家がいないと報じた」と問題点を指摘した。
一方、トランプ氏が金正恩氏に送ったシンガポールでの会談の中止を通知する公開書簡は、トランプ氏が直接口述し、書き起こしたものだと説明した。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0