ペンス米副大統領=(EPA=聯合ニュース)
ペンス米副大統領=(EPA=聯合ニュース)
◇朝米会談中止の背景は「深刻な信頼不足」 米高官が明かす  トランプ米大統領が24日(米東部時間)、来月12日に予定されていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)との首脳会談を突如取りやめる方針を表明した背景には、ペンス米副大統領に対する北朝鮮の非難が影響したことが分かった。ホワイトハウス高官が明らかにした。北朝鮮が首脳会談の準備のための実務会談の席に現れず、連絡にも応じないなど信頼を損ねたことも米国の感情を逆なでしたとされる。◇朝米会談「仕切り直し」の可能性も 海外メディアが分析  朝米会談の突然の取りやめに対し、米国と北朝鮮の対話のテーブルが完全に取り払われたとみるのは難しいとの分析が相次いで提示されている。AFP通信は「首脳会談の中止にも米国と北朝鮮の間のドアはまだ開いている」との見出しの記事で、会談の取りやめは交渉失敗を避けるための「一歩後退」との見方を示した。専門家は首脳会談の中止の決定がすぐに米朝間の緊張を高める悪循環につながる可能性は高くないとし、両国が自制力を見せれば北朝鮮核問題の解決のための外交手続きはいつでも再開できると見通した。◇会談中止で北・米の真意確認し対応へ 「慎重モード」の韓国大統領府 トランプ大統領が金正恩委員長との首脳会談の中止を表明したことを受け、韓国の青瓦台(大統領府)は事態を深刻に認識し、慎重に対応している。北朝鮮の金桂官(キム・ゲグァン)第1外務次官が25日に発表した談話では、米国に再考を促して首脳会談への余地を残しており、青瓦台も実効性のある仲介戦略づくりに頭を悩ませるとみられる。青瓦台関係者は聯合ニュースに対し、「今は当事者である北朝鮮と米国の正確な意向を確認することが先」として、今後の対応はその後に進める考えを示した。◇子ども2万人が行方不明に 39人いまだ帰らず=昨年 韓国保健福祉部と警察庁によると、韓国で昨年、行方不明となった18歳未満の子どもは1万9956人で、このうち39人の行方が今も分かっていない。行方不明になった子どもは2013年に2万3089人に達し、その後も毎年2万人前後発生している。また、13~16年の4年間に行方不明となった子どものうち13人がまだ発見されていない。
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