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航空機の航路を追跡するウェブサイト「フライトレーダー24」によると、中国国際航空機は12日午後11時40分(現地時間)にシンガポールのチャンギ空港を出発し、13日午前5時29分に北京空港に到着した。同機の当初の目的地は平壌だったが、北京に近づくと目的地の表示がウェブサイト上から消え、北京空港に降りた。
金委員長が搭乗していたかは確認されていない。空港周辺は規制が敷かれておらず、北京市内にも特に変わった動きはないとされる。
中国指導部に12日の朝米(米朝)首脳会談の結果を説明するため、金委員長に随行していた金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長らが中国に立ち寄った可能性も注目される。あるいは、北朝鮮が中国から借り受けた要人専用機2機のうち1機は空っぽのまま北京に戻され、残り1機と金委員長の専用機「チャムメ1号」に金委員長と随行団が乗って平壌に戻ったとの分析もある。
もう1機の専用機は12日午後11時23分にチャンギ空港を離陸し、北京上空に差し掛かると突然便名を変更して北に向かい、平壌の順安空港に着陸した。
中国は金委員長一行がシンガポール入りする際、ボーイング747―4J6とエアバスA330―243の各1機を貸し出したが、帰路は2機のボーイング747―4J6を提供した。同機は中国の首脳級が利用する専用機として知られる。
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