韓国首相　ロシアに出発＝プーチン大統領・安倍首相と会談へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵（イ・ナクヨン）首相は10日午後、ロシア極東ウラジオストクで開かれる国際会議「東方経済フォーラム」に出席するため、ソウル空港（軍用空港）を出発した。

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　李首相は12日にフォーラムで基調演説を行い、文在寅（ムン・ジェイン）政権が掲げる「新北方政策」の成果や今後の方針などについて説明するとともに、韓国とロシアが9分野での同時協力を目指す戦略「九つの橋」の進展状況や今後の協力方向を示す。同戦略は昨年のフォーラムで文大統領が提示したもので、九つの分野は造船と港湾、北極航路、ガス、鉄道、電力、雇用、農業、水産。

　一方、李首相は11日に安倍晋三首相、モンゴルのバトトルガ大統領とそれぞれ会談。12日にロシアのプーチン大統領とも会談する。中国の習近平国家主席との会談は予定されていないが、フォーラムなどで話をするとみられる。

　プーチン大統領がフォーラムに招待した文大統領と北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）は出席しない。文大統領はプーチン大統領に理解を求める手紙を送った。

　北朝鮮からは金英才（キム・ヨンジェ）対外経済相らの代表団7人が出席する。