HOYA(ホヤ)
HOYA(ホヤ)
「INFINITE」の元メンバーとして2017年まで活躍した後、ソロとなり、K-POPアイドルの中でもトップクラスと言われるほどのダンスの実力、そして、幅広い役をこなす演技力を生かし、多方面にわたってマルチな才能を開花させているHOYA(ホヤ)。
そんな彼が、2018年3月28日にリリースした韓国1stミニアルバム「Shower」の日本仕様盤となる「Shower -Japanese Edition-」を1月23日(水)にリリースし、いよいよ日本でも本格的に始動!来日した彼に初インタビューを行った。

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 初対面だったが、とても気さくで、差し入れのお菓子を渡すと、うれしそうに「僕は韓国で一番の“お菓子ボーイ”です(笑)」とお菓子が大好きだと言い、さっそくお菓子を開けると、周りのスタッフにも勧め、おいしそうに食べた後、和やかな雰囲気で、ユーモアを交えながらさまざまな話をしてくれた。



Q.まずは、1stミニアルバム「Shower -Japanese Edition-」(1月23日発売)で日本デビューとなりましたが、いまの心境はいかがですか?

韓国の次に、一番多く活動してきたのが日本なので、日本でも早く活動したいと思っていました。自分が思っていたより遅くなってしまい、ちょっと残念ではあったんですが、遅くなってしまった分、頑張って活動していこうと思っているし、日本のお菓子もたくさん食べて(笑)、日本のファンの皆さんにもたくさん会いたいです。すごくワクワクしています。


Q.ちなみに、日本のお菓子は何が好きなんでしょうか?

やっぱり、インジョルミ(きなこ餅)のような、口に入れると溶けてなくなってしまうような餅菓子ですね。


Q.わらび餅とか、きな粉餅のような和菓子系がお好きなんですね。

(ニッコリと)ハイ、そうです。


Q.では、アルバムのお話から伺っていきます。まずはどのようなアルバムなのか、紹介をお願いします。
「Shower」というアルバム名の通り、シャワーを浴びながら聴くのに、ぴったりな曲が収録されたアルバムです。僕はシャワーを浴びながら、ケータイで必ず音楽を聴くんです。たまに水に濡れて、壊れてしまうこともあるんですが、それでもシャワー中、どうしても音楽を聴きたい男なので、今回のアルバムは、僕のありのままの姿を…。シャワーを浴びるときって、メイクも落とすし、服も脱ぐじゃないですか。そこには自然体の自分がいますよね。だから、率直な僕の音楽を込めようと、アルバム名を「Shower」にしました。たくさんの曲が収録されていますが、その中でも「All Eyes On Me」はヒップホップジャンルの曲で、僕の自信や、将来の抱負を込めた曲になっています。


Q.「All Eyes On Me」は日本語バージョンで収録されていますが、歌ってみていかがでしたか?

まず、英語の歌詞がすごく多いんです。英語の歌詞は、日本語に変えないんですよね。だから、日本語の歌詞が思ったより少なくて、残念でした。日本語でもっと歌いたかったんですが(笑)。そして、この曲はリズムが難しいんですが、日本語バージョンに変えたら、歌詞の関係で、メロディがちょっと変わったんです。だから、新曲を歌うような気分でレコーディングができたので、楽しかったです。


Q.「BABY U (Feat. Hanhae) 」も日本語バージョンですが、こちらはどうでしたか?

「BABY U U」という歌詞が何度も繰り返し出てきて、この曲もやはり、日本語の歌詞が少なかったので、残念でした(笑)。「All Eyes On Me」も「BABY U」も日本語の発音が自分ではどうか分かりませんが、韓国語バージョンより、上手く歌えたと思うので、満足しています。


Q.アルバムの中で、特に気に入っている曲を一つ挙げるとすると?

やっぱり「BABY U」です。「BABY U U」という歌詞が繰り返し出てきて、歌いやすいのがいいですね(笑)。そして、最近寒いじゃないですか。この曲を聴くと、春が来そうな感じがするので、それもいいと思います。


Q.今回のアルバムは全曲、作詞に携わっていますが、普段はどんなことにインスピレーションを受けて、歌詞を書いているんでしょうか?

普段から、いろんなことを経験しようと思って、積極的に動いているタイプなので、いままで自分が感じたいろんな感情、経験をもとに、それらを思い返しながら書いています。あとは、友達が話してくれたエピソードをもとにすることもあるし、家族との思い出とか、映画やドラマを見て、感じたことを書くこともあるし、本を読んでいてアイディアが浮かぶこともあるし、全てのことからインスピレーションを受けています。


Q.では、お気に入りの曲として挙げてくださった「BABY U」は、何をもとにして作った歌詞なんでしょうか?

幼稚園のとき、隣に座っていた子が好きだったんですよ(笑)。いわゆる“初恋”ですね。その記憶を思い出しながら書きました。


Q.そんな昔のことまで歌詞にされているんですね。

記憶力がいいですから(笑)。


Q.やはり、歌詞が浮かんだら、ケータイにメモしていくタイプなんですか?

そうですね。思いついたら、必ずケータイにメモしています。いまも、いつか出るであろう新しいアルバムのために、いろんなテーマをケータイに入れているんですが、数十通りあります。そして、さっき、「お菓子」という曲を作らなきゃと思いました(笑)。


Q.ハハハ。何かお役に立てたようで光栄です(笑)。でも、先ほどシャワー中、たまにケータイを壊すとおっしゃっていたので、ケータイが壊れてしまったら大変なことになりますね。

でも、本当にいいアイディアはメモをしなくても、頭に入っているので。イマイチなアイディアは忘れてしまいますが、本当にいいアイディアはメモしたものがなくても、記憶に残っているので、大丈夫です。


Q.ちなみに、HOYAさんはシャワーを浴びるとき、どこから洗いますか?

まずシャワーヘッドを取って、手を洗って、その後、足を洗います。それから、シャワーヘッドをホルダーに固定して、本格的に頭から洗い始めます。


Q.こだわっているシャンプーとか香りはあるんですか?

お母さんが買ってきたものをそのまま使います。“あ~、今回はこのシャンプーなんだな”って思いながら(笑)。


Q.…ということは、お母さんが家に来て、生活用品を整えてくれていると?

週に1回は来てくれますね。いま一人暮らしなので。


Q.もしかして、よくドラマなどで見るように、冷蔵庫にはお母さんが作ってくれたおかずなどがぎっしり入っているとか?

まさにそうです(笑)。


Q.お母さんと仲がいいんですね。

ベストフレンドです。よく一緒に映画を見に行きますね。映画館に行って、朝から晩まで、1日で4本見たこともあります。


Q.どんなジャンルの映画をお母さんと見るんですか?

さすがに“19禁映画”は気恥ずかしいので、見ないですけど、それ以外はいろいろ見ます。うちのお母さんは映画が大好きで、映画評論家になるのが夢だったんです。それぐらい映画が好きなので、僕も子供の頃からたくさん見ていました。だから、僕も映画が好きだし、演技をするようになったのも、そういうお母さんの影響があったのかなと思います。


Q.いまちょうどお話が出ましたが、日本ではHOYAさんが出演されたドラマ「トゥー・カップス~ただいま恋が憑依中!? 」(BS12)、「魔性<マソン>の喜び」(CS衛星劇場)が放送中ですが、歌手活動と俳優活動は、何か気分的に違いはありますか?

演技を初めた頃もそう思ったんですが、やればやるほど、歌も演技もダンスも同じなんだなということを強く実感するようになりました。結局はどれも芸術であり、感性を表現することであり、それを皆さんに届けるという面では、同じことだなと思っていて。だから、歌を一生懸命練習すれば、演技とダンスも上手くなるし、演技を一生懸命頑張れば、歌もダンスも伸びていくし、そうやって一緒に成長していく感じがします。


Q.俳優活動は、演技をしていてどういう部分が楽しいですか?

人によって違うと思いますが、平凡な生活を送っていたら、特に大人になってからは、感情をたくさん表現するということはあまりないじゃないですか。激怒してケンカをすることも、ワンワン泣くことも、そんなにないと思うんです。でも、作品では、いろんな感情を表現しますよね。人前でワンワン泣くときもあるし、激怒することもあるし。その役になって、本来の自分とは違う行動をしたり、いろんな感情を表現できるという部分が、すごく面白いです。


Q.最近、インスタグラムに制服姿の写真をアップされていましたが、次回作の写真でしょうか?

ハイ。2月中旬ぐらいから放送されるドラマなんですが、高校生役です(笑)。久しぶりに制服を着たんですけど、楽しいですね。俳優の楽しさって、そういう部分だと思います。自分より10歳も若い役を演じることもできるし、いろんな経験ができるので、面白いです。


Q.これまで幅広い役を演じてこられましたが、今後どんな作品、役をやってみたいですか?

まだやっていないもので言うと、時代劇。あと、アクションもやってみたいし、日本の作品にも出演してみたいです。


Q.アクション似合いそうですね~。

子供の頃は、アクション俳優になるのが夢でした(笑)。


Q.あと、インスタグラムでは、自撮り写真の中で、犬のケータイケースが印象的だったんですが。

やっぱり柴犬がいいなと思って(笑)。新沙洞(シンサドン)で、自分で買いました。3万ウォンぐらいだったかな(笑)。もう使い始めて、3、4か月ぐらい経つと思います。それまでは、しばらくケータイケースを使っていなかったんです。ないのがカッコいいと思っていて。でも、ケータイが壊れて、登録していた電話番号が消えてしまったのがきっかけで、久しぶりにケータイケースを買いました。


Q.2018年からソロ活動が始まりましたが、一人での活動にはもう慣れましたか?

慣れましたね。一人で活動しているので、いろいろ考えるようになりました。これからやってみたいこともできたし、目標も立てています。日本でオリジナルアルバムを作りたいし、1、2カぐらい、腰を据えて、全国を回りながらライブもしたいし、しっかり活動してみたいです。それから、日本のドラマにも出たいし、バラエティにも出て、冗談を飛ばしてみたいです(笑)。


Q.HOYAさんはユニークな方なんですね。

“ユニークボーイ”です(笑)。“ユニクロ”の服もよく着ます。


Q.ハハハ。そういう冗談をたくさん言いたいと。日本のバラエティもよく見たりするんですか?

YouTubeとかでよく見ますね。タイトルはよく分からないんですが、笑えるシーントップ10というようなものをよく見ています。覚えているのが、街を歩いていたら、いきなり後ろから100人ぐらいが追いかけてきて、慌てて逃げるとか、そういうドッキリ系のものが面白かったです。


Q.HOYAさんはもしドッキリをするなら、自分が仕掛ける方、される方、どちらがいいですか?

仕掛ける方です。僕、普段もよくやっているんですよ。友達にイタズラするのが好きで(笑)。最近では、僕と同い年のアイドルの友達がいて、みんなで久しぶりに集まったんですが、3人が約束の時間に来て、2人が遅れて来たんです。なので、先に来た3人がケンカをしているフリをしたんですが、後から来た2人がその状況を見て、泣きそうになりながら、ケンカを止めたということがありました(笑)。


Q.ケンカをするフリをした3人は迫真の演技だったんですね。

みんな芸能人なので、演技が上手いんです(笑)。


Q.2019年になり、新年を迎えてすぐ、韓国では「不朽の名曲」で、チームHOYAが優勝し、いいスタートを切りました。「DANCING HIGH」で縁を結んだダンサーたちとの共演でしたが、いまも交流が続いているということなんですね。

カカオトークのグループチャットがあるんですが、たまに連絡を取り合っています。ソウルにいるメンバーもいるし、釜山にいるメンバーもいるんですが、ソウルで近いうちに集まることにしていて、面白そうなことがあればまた一緒にやろうと思っています。


Q.番組終了後も、縁が続いているのは、HOYAさんのチームぐらいなんですか?

ほかのチームのことはよく分からないですけど、僕が思うには、僕のチームが、一番仲がいいと思います。


Q.そして、HOYAさんといえば、やはりダンス。パフォーマンスをするうえで、大事にしていること、こだわっていることは何でしょうか?

昔はパワー、テクニックが重要だと思っていたんですが、最近は“真心”が重要だと思っています。さっき、歌も演技もダンスも同じだと言ったじゃないですか。3つの共通点は、そこに心が入っているということだと思います。ダンスをするときも、ただ歌に合わせて、動いているだけなら、振付をするロボットのようなもので、それはもう運動と同じじゃないですか。だから、ダンスで何を表現したいのか、それを考えた上で、そこに魂を込めて、パフォーマンスをするということが大切だと思っています。


Q.今回の日本での活動は1週間の予定だとか。空き時間があれば、何をしてみたいですか?

スケジュールが終わったら、夜9時、10時になると思うんですが、散歩をしてみたいですね。日本にはたくさん来ていて、有名な場所にはほとんど行ったので、むしろ裏通りとか住宅街とか、すごく雰囲気がいいので、そういうところを歩き回りたいです。僕は「クレヨンしんちゃん」が好きなんですけど、漫画の中で、住宅街がよく出てくるじゃないですか。「クレヨンしんちゃん」を思い浮かべながら、歩き回ってみたいです(笑)。


Q.最後に今後の活動に向けての意気込み、ファンへのメッセージをお願いします。

久しぶりに来たので、全力で駆け回りながら、たくさんのファンの方と会いたいです。今回の活動は1週間、たくさんのスケジュールがあるんですが、ファンの皆さんにいい姿を見せるために頑張ります!そして、今回の活動を無事に終えたら、次また早く戻って来られるようにしたいと思います。



 時折、日本語も交えながら、真面目に、そしてユーモアたっぷりに話しながら、日本での活動にも並々ならぬ意欲を見せていたHOYA。今回の来日プロモーションでも、飾らない魅力を発揮しながら、さまざまな姿を見せ、ファンをたっぷり楽しませてくれることだろう。



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