チョン・イル の最新ニュースまとめ
この日は平日の夜にも関わらず、チョン・イルの久しぶりの姿に期待を膨らませたファンで会場は超満員。すでに熱気に包まれた場内が暗転すると、さわやかなグレーのスーツに身を包んだチョン・イルが歌を歌いながら登場。ファンの大きな歓声と拍手で包まれると、「みなさんお久しぶりです、チョン・イルです。僕はみなさんに超~会いたかったです!」と日本語であいさつ。
「僕は兵役を終えて、約3年ぶりにみなさんに会えてとても幸せです。みなさん、長い間待っていてくれましたよね。僕もこの日を待ちわびていました。本当にありがとうございます。軍隊にいる間、もしかしたらみなさんが僕を忘れてしまったらどうしようと心配していましたが、この会場をいっぱいにしてくれたみなさんを見て、胸がいっぱいです」と感謝を伝えた。
そして、「ご存知の方もいらっしゃると思いますが、韓国ドラマ『ヘチ』の撮影を無事に終えてところです。また来月は日本でも放映されるとのことで、僕もとても楽しみにしています。この前は、スペインのサンティアゴ巡礼の道をバックパッカーで旅行してきました。これが3回目です」と、近況も報告。
「若い頃は、大きな都市に行くのが好きだったんですね。でも数年前にバックパッカーでサンティアゴ 巡礼の道に行ったときに、人生観が大きく変わったような気がしました。人生には多くのものは必要ないんだなと感じるようになったんです。それからは、撮影が終わったり、時間があったりするときは、ハイキングをしたり小さな都市を旅行しています。日本にもハイキングやトレッキングのコースがたくさんあると聞いているので、これは秘密ですが、明後日トレッキングの旅行をする予定です」と話すと、ファンは大きく頷きながら聞いた。
「これからもホームページに旅行の様子をアップするので、みなさんぜひ見てください」と語ると、次はドラマ「ヘチ(原題)」の話題に。
ドラマ出演について「除隊後初となる復帰作で、プレッシャーを感じていました。時代劇だし、実在する人物であるということ、のちに王となる役を演じているので、王を軸とした物語なので、いろいろな意味のプレッシャーがありました。何よりもこのドラマは、みなさんもよくご存知の『トンイ』や『イ・サン』の脚本を書いた作家キム・イヨンさんとご一緒できることを光栄と思い、参加しました」と語ると、ドラマのダイジェスト映像がスクリーンに映し出され、緊迫感あふれる映像にファンは釘付け。「みなさん、楽しみですか?」とチョン・イルが客席に問いかけると、ファンは拍手で応えた。
また「ヘチ」の意味についてたずねられると、「『ヘチ』というのは、善悪を審判する伝説の動物のことです。ソウルを旅すると、タクシーの上のところに『ヘチ』が描かれているのを見ることができます。あと景福宮の前にも『ヘテ像』というのが飾られているのですが、これもまさしく『ヘチ』のこと。みなさんソウルに行かれると、この『ヘチ』に出会えますよ」と説明。
チョン・イルがこのドラマで演じるイ・クムは、18世紀に朝鮮の改革の道を開いた実在の王として有名な人物。この役を演じる上で注意した点については、「いちばん大事にしたのは“眼差し”でした。そして、顔の表情で表現をするというよりも、心で演じるということを大事にしました。毎瞬間ごとに、真心を込めました。現場では、監督さんや作家さん、多くの俳優の共演者の方々といろいろなことを相談しながら演技をしたんですが、ご覧いただければ、軍隊に行く前と除隊後と、演技が変わったと感じる方もいらっしゃると思います」と語り、さらに、「このドラマの中で、賎民の血を引いている王子が王になるまでの過程が描かれていますが、不可能にも思われるプロセスを経ながら王になっていくストーリー。そういった意味でも演じるのはとても大変でしたが、演じている6、7か月の間は本当に幸せでした」と、改めてドラマへの思いを感慨深く語った。
弓矢を使ってイノシシを捕らえるシーンが上映されると、ステージには小さなボーガンと、イノシシや登場人物のパネルが登場。チョン・イルが弓矢を射る姿を生でファンに披露するコーナーに。「僕とラブラインのあるヨジを演じたコ・アラさん、パク・ムンスを演じたコンユルさん…、そしてイノシシを演じたイノシシさん(笑)」などとファンの笑いを誘いながら、登場人物の紹介をし、実際に弓矢を射ると見事イノシシに命中。客席からは「かっこいい~」との声が漏れた。
次に、もう一つの名場面であるラブシーンも上映。会場のあちこちからうっとりとするファンの声が上がる中、チョン・イルは「恥ずかしいですね」と照れた様子。アクションとは気持ちの入り方が違うかとたずねられると、「心の広い、ピュアな人物だったので、ヒロインを守りたいという気持ちで演じました」とはにかみながら答えた。そして、ここでもチョン・イルの演技を生で見せるコーナーへ。抽選で2人のファンが選ばれ、ドラマのセリフを言いながら、頬を触り、ハグをする演技が実演され、会場は大盛り上がり。
「僕もとすごく緊張しました。今日は2人でしたが、次はもっと多くのみなさんとできたらと思います。そして今日選ばれなくても、この公演中にできるだけみなさんとスキンシップしたいです」と語り、それを実現するように、ファンから直接質問を受けたり全員参加のゲームをしたりと、チョン・イルは何度も客席に降りて、あちこちを歩いて回りながらファンとのふれあいを楽しんだ。
ゲームの中では、チョン・イルが瓦割りに挑戦する場面も。ファンは彼が7枚以上割れるか、割れないかを予想し、割れないという意見が多い中で、「生まれてこの方、瓦割りをしたことがありません」としながらもチョン・イルは、余裕で全部を割る勇姿を見せた。
「みなさん、楽しかったですか?」とファンに問いかけ、「今日は約3年ぶりに会えて幸せでした。特に今年は、日本のファンに会える機会が増える気がします。またみなさんに頻繁に会えるのを楽しみにしています。また、6月からスタートするドラマ『ヘチ(原題)』にも、みなさんたくさんの愛をお願いします」と締めくくると最後に「美男<イケメン>ラーメン店」のOST「some one like you」を披露。
ファンに手を振り、歌い終えると「これで最後だなんてさみしいですよね? そこで、これは僕のアイデアなんですが、ハイタッチでお会いしましょう!」と急きょチョン・イルからうれしいサプライズが。会場からはこの日いちばんの歓声が上がり、ファンミーティングは大盛況で幕を閉じた。
6月19日から放映される予定のドラマ「ヘチ(原題)」や、今後のチョン・イルの更なる活躍にも期待が高まる。
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