約1年2か月ぶりに単独コンサートを開催した「VIXX」
約1年2か月ぶりに単独コンサートを開催した「VIXX」
先月ニューデジタルシングル「PARALLEL」をリリースし、タイトル曲「平行宇宙(PARALLEL)」がiTunesのK-POP チャート香港、インド、日本の3か国で1位を獲得、15地域のiTunes K-POPチャートのTOP10でも上位に安着するなど、デビュー7年目となる今も国内外で確固たる人気を誇る「VIXX」が、10月16日(水)、17日(木)の2日間、神奈川・パシフィコ横浜にて、単独コンサート「VIXX LIVE FANTASIA [PARALLEL] IN JAPAN」を開催した。グループとしては、約1年2か月ぶりの日本公演となる今回のコンサートでは、新曲ステージが初披露され、「VIXX」ならではの神秘的で美しい世界観と圧倒的なパフォーマンスで魅了した。
 
 16日の公演では、暗転したステージにメンバーが姿を現わすと、会場はたちまちヒートアップ。メンバーたちがライトに照らされると、さらにファンの歓声が大きくなり、1曲目 「傷つく準備ができてる」がスタートした。ファンの掛け声が揃う中、煌びやかなブラックスタイルで洗練されたパフォーマンスを繰り広げると、続けて「奇跡(Eternity)」で力強さを見せた。

VIXX の最新ニュースまとめ

 「こんばんは、僕たちはReal V VIXX、『VIXX』です!」とLEOのリードであいさつをそろえる「VIXX」。1人ずつあいさつを済ますと、HYUKが「LEOさんのリードで始まったあいさつ、どうでしたか?少し弱かった感じしませんか?始まりからテンション上げないといけないですよね!」と言い、KENは「テンションアップ!」とテンション高くジャンプ。再びLEOのリードで、一段と気合いの入ったあいさつをして覇気を高めた。

 HONGBINは「Nさんの分までもっと大きくあいさつしました!Nさんもコンサートについて悩んでくれました。Nさんは元気ですので心配しなくてもいいですよ!」と、KENは「Nさんから、『赤ちゃん』(=ファン)たちに会いたいと言われました。元気な姿でまたすぐ会える日を待ちましょう!」と現在兵役中のNからの言葉を伝えた。

 「VIXXのLIVE FANTASIAは日本で5回目なので、意味のある公演にしたかったです」と話すRAVIに続き、HYUKは今回のコンサートタイトル「PARALLEL」について「僕たちはVIXXの中で平行宇宙のようにいつでも繋がって存在しているという意味と、STAR LIGHT(=VIXXのファン)のみなさんといつでも繋がっているという意味が込められてます」と説明。「オープニングから、宇宙の中にいる気分になりました。赤ちゃんたちとずっと一緒に歩いて行かなきゃという気分になりました!」とKENが笑顔を見せると、HYUKは自身の体調を心配するファンに、「一日でも早く治ってもっとかっこいい姿を見せたいです。元気にしっかり治っているので、そんなに心配しないで大丈夫です。今日はコンサートなので、みんなで遊びましょう!」と呼びかけ安心させた。
RAVIが「みなさんもいつも健康でいてくださいね。みなさんも体力があってこそ、楽しめますから。年々変わってきているので、お互い分かるじゃないですか?」と笑いを誘うと、LEOは「長い間待ってくれたぶん、楽しめるステージを準備したので、一緒に楽しみましょう!」と声を上げ、次のステージへ。

 「VIXX」の世界観溢れる「Chained up -Japanese ver.-」で会場を盛り上げると、「Hot Enough」でグッと大人っぽさを放ち、「Circle」ではスタンドマイクを使ったパフォーマンスを見せた。続いてはLEOのソロステージ。 「All of me」でのびやかな歌声を響かせると、今年6月にリリースしたLEOの2ndミニアルバム「MUSE」から「This about to happen」も披露。「相思花」で切ない歌声を聴かせたのはHONGBIN。感傷的に歌い上げる姿に、ファンは釘付けとなった。そのまま「桃源境(Shangri-La)」のステージと繋がり、扇子を使ったパフォーマンスでオリエンタルな雰囲気を作り出した。

 衣装をスタイルチェンジしたメンバーが再びステージに登場すると、初披露の新曲「PARALLEL -Japanese ver.-」が始まった。自然にリズムに乗ってしまうようなポップで明るい曲調は、会場の一体感を高め、続く「B.O.D.Y」では、メンバーたちはファンとコミュニケーションをとりながらステージを楽しんだ。新曲「PARALLEL -Japanese ver.-」について、「どこにいても、なにをしても、僕たちは繋がっているという歌詞」だとRAVIが紹介すると、KENは12月にシングル「PARALLEL」をリリースすること告知し、期待を高めた。

 韓国でのコンサートとはソロ曲を変えたLEOは、「みなさんに新しい姿を見せるために準備しました」とし、HYUKから「忙しいのに準備して、LEOさんすごいですね」と言われるとうれしそうな表情に。HONGBINは「桃源境に繋がる最も良い曲を選びました」と「相思花」の選曲理由を明かした。

 次の曲について、「みんなで歌ったら、もっと幸せになる曲です」と言うと、メンバーたちは「みなさん準備はできてますか?」「声が小さいです」「まだまだ!」と煽り、熱気を高めたところで「Milky way」へ。

 メンバーたちは客席に降り、ファンと近い距離で触れ合いながら、笑顔で歌い上げた。
HYUKのソロステージでは、アコースティックギターの弾き語りで 「Way to you」を披露。温かな雰囲気で会場を包み込んだ。KENは「流星雨」を熱唱し、感情のこもった歌声でファンの心を掴んだ。鮮やかなパープル系のセットアップで華やかさを放つメンバーたちは、「Butterfly Effect」で美しいハーモニーを奏で、「今 僕たちは」で心を癒す優しい歌声を届けた。

 会場をペンライトの光で埋めつくすファンたちの姿を見て、「本当に夜空の星のように輝いていました。」(HONGBIN)、「みなさんは誰よりも輝いていました。」(LEO)と表情を緩めるメンバーたち。そして、HYUKは「愛してやまない僕の友達、ギターを日本に連れてこれて光栄でした。新しい姿をお見せすることができて、うれしいです」と、KENは「はじめて聴いていただく曲だったので緊張しました。歌っている姿を愛していただけると思って、一生懸命頑張りました」とソロステージの感想を伝えた。

 「VIXX」の単独コンサート開催という夢を叶え、日本でも続けて6回目のコンサートをすることができたことに対し、感謝を表すと、星の王子さまの姿で楽しんだファンミーティングや、先輩と初めて一緒にした公演など、記憶に残る公演を振り返るメンバーたち。LEOは「これからもずっと一緒ですので、これからも楽しみにしてくださいね!」と呼びかけた。

 ファンへの想いを乗せ、バラード曲「Love Letter -Japanese ver.-」を歌った後は、カリスマ溢れるRAVIのソロステージ。腹筋をのぞかせる大胆な衣装で、「NIRVANA 2」「ROCKSTAR」を披露し、コールアンドレスポンスでも会場を沸かした。

 立て続けに披露した「Silence」、「Trigger」、「Love Me Do」では、セクシーで迫力あるパフォーマンスに会場は最高潮の盛り上がり。公演も終盤となり、自称"エンディング妖精"のHYUKは、「お別れする時間が近づいてきました。残念ですよね。僕たちが“アンニョン”してこそ、次に会えるので!」と話すと、終わりを惜しむファンに、「でもみなさん知ってるでしょ?この曲最後じゃないって」とお茶目なネタバラシで会場を笑わせるLEO。

 そして「みなさんが『愛してる』と叫んだら、僕たちはいつでもやってきます!」と言うと、すぐさま「愛してる~」と叫ぶファンの声に笑顔を見せるも、「まだです!」とHONGBIN。「最後のあいさつをしましょう。最後じゃないけど…」とLEOの言葉に、会場に笑いが起こるも、曲が始まると雰囲気は一変。「Fantasy」で一気に曲の世界観に引き込み、「Scentist」まで熱気は続いた。

 “サランへ”(=愛してる)コールに応えて戻ってきたメンバーたちは、客席を周りながら「別れの公式」、「Navy &Shinning Gold」で、ファンに手を振ったりハイタッチしたりと、交流を楽しんだ。

 「今日こうして、“赤ちゃん”たちと一緒に素敵な思い出が作れて、気分が良いです。ずっと明るく素敵で健康な姿でお会いできることを願います。あいしてるよ!」(KEN)、「みなさん今日、幸せでしたか?心配や悩みもあったけど、そんな気持ちを吹き飛ばすように、幸せな時間を作ってくれたみなさん、ありがとうございます。僕も幸せな時間でした!」(HYUK)、「いつもみなさんの声はきれいです。いつもどんな時でも、みなさんの声を聞けば幸せになれます。もらった愛に応えて、みなさんを幸せにできるように努力していきたいです!」(HONGBIN)、「久しぶりにお会いする方、はじめての方もいたかと思います。一緒に楽しんでくてれありがとうございました。年内にもう一度みなさんにごあいさつできると思いますので、待っていてください!」(RAVI)、「日本デビューして5年になりましたが、苦しい時も悲しい時も、みなさんのおかげで幸せな時間になりました。僕にとってみなさんが1番大切な存在です。これからも頑張るので、応援してください。オレカジャ(=ずっと一緒に行こう)!」(LEO)と最後に1人ずつ気持ちを伝えると、LEOは「今日過ごした時間が、みなさんにとって、僕たちにとって、大切な記憶として残ればうれしいです。これからも一緒に一歩一歩歩いて進むから、応援してください。僕たちはずっとそばにいます」と締めくくった。

 ラストは「今日からキミはボクのもの」で、会場一体となって大盛り上がり。「足りないですか?ほしいですか?」と煽るLEOの声に、大歓声を上げるファンの期待に応えて、再びミュージックはスタート。そして、RAVI、HYUK、HONGBINのソロバージョンで楽しませたりと、最後までファンを喜ばせた。


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