11月29日(金)東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールにて、6都市を回る初のアジアツアー「VOICE TO ALICE」の記念すべき最初の公演となるファンミーティング「VOICE TO ALICE in Japan」を開催し、ライブステージとトーク&ゲームコーナーでファンを魅了した。
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この日の1部公演は、幕が開き、メンバーたちがステージ中央に登場すると、フレンチテクノ風のダンスナンバー「What time is it now?」でスタート。クールでカッコいいダンスパフォーマンスに、「ALICE」(=「VICTON」のファン)は総立ちで、拍手と大歓声。さらに、ド派手に金テープまで飛び出し、オープニングから熱気に包まれた。
「僕たちは『VICTON』です!」と全員であいさつした後、「みんな~、久しぶり。元気でしたか?僕は『VICTON』のひよこ、ビョンチャンです」、「久しぶりね~。僕は『VICTON』のハンセです」、「優しい男チャンです」、「久しぶりです。僕は『VICTON』のセジュンです」、「みんな本当に会いたかったです。僕は『VICTON』の末っ子スビンです」、「皆さん、久しぶり~。僕は『VICTON』のカッコいいモモ、スンシクです」と笑顔満開で自己紹介。
「初めてのアジアツアーを東京で出来て、とってもドキドキしています」(スンシク)、「ファンの皆さんと一緒にハッピーなステージを作りたいです」(チャン)と日本語で心境や意気込みを語った。
デビュー3年目にして、初めて音楽番組で1位を獲得したことを改めて祝福され、「ありえないと思いました。でも、1位は全部『ALICE』のおかげです」(スンシク)、「『ALICE』にお祝いしてもらって、とてもうれしいです」(セジュン)とファンに感謝したメンバーたち。
藤原倫己の司会のもと、最初のコーナー「シークレットアルバム」では未公開写真を大放出した。メンバーたちが、自分で撮った写真を3枚ずつ公開していったが、自分の写真もあれば、メンバーをこっそり撮った写真などさまざま。中でも、愛され“マンネ”(=末っ子)スビンと撮った2ショット写真を公開するメンバーが多く、ビョンチャンが得意とする顔の角度で撮ったというスンシク&スビン、スビンが可愛かったからとパジャマ姿のセジュン&スビン、自撮りしたハンセ&スビンなど、メンバー同士のほほ笑ましい姿が続々と公開され、メンバーたちは写真と同じポーズを再現して見せる一幕も。ファンは萌えまくりとなった。
また、事務所の先輩ホ・ガクが、PV撮影の現場に差し入れしてくれたコーヒーワゴンの写真を公開したチャンは、そこに書かれていた「ワールドクラスになっても、知らないふりをするなよ」というメッセージが面白かったというエピソードや、セジュンは「ブサイクなので撮ってみました」とまゆげがない写真、ハンセは「疲れて寝て起きたら、目が二重になっていたので撮りました」と二重のレア写真を公開。
ほかにも、ビョンチャンが自分の誕生日パーティの写真を公開し、メンバーたちがケーキの代わりに、全州出身のビョンチャンのため、ビビンバを作ってくれて、そのビビンバにろうそくを立ててくれたのが忘れられない思い出になったというエピソードも。“家族ドル”と言われるほど、家族のように仲の良いメンバーたちの姿が写真から、そしてわちゃわちゃとトークする姿からもにじみ出ていて、ほっこりさせられた。
続いてのコーナー「LISTEN TO ALICE」では、ファンからの質問に答えていったメンバーたち。ここでもメンバー愛が炸裂!「ハンセが美貌をキープできる秘訣は?」と聞かれたハンセは「可愛いスビンをいつもそばに置いておくことです。ディフューザーのように(笑)」と答え、スビンからいい気運がもらえると。この日は、スビンが何をするにも、他のメンバーたちが「可愛い~、可愛い~」と末っ子を溺愛する姿も印象的だった。
そんなスビンが「今までの髪の色で一番気に入っている色は?」という質問を受けると、一斉に「ピンク!ピンク!」と叫ぶメンバーたち。「いまのカラーです。ダークなカラーが好きです」と答えるスビンに、メンバーたちは「ピンクもカッコいいです!」とピンク推しだったが、スビンは「次はカーキ色に挑戦してみたいです」と願望を。
また、「『nostalgic night』の活動で、1位獲得以外で一番記憶に残っていることは?」という質問では、「カムバックした当日。久しぶりのテレビ局で、頑張ろうという思いが強すぎて、最初はぎこちなかったんですが、上手くできました」(スンシク)、「『ミュージックバンク』でカメラが天井についていて、戸惑ったことが記憶に残っています」(スビン)、「『ミュージックバンク』のとき、あまり寝ていなくて、うまくいかなかったです。でも、本番の生放送では上手くいきました」(セジュン)、「ショーケースの日です。僕たちも待ちわびていたので」(チャン)、「音楽番組で、『New World』を初披露したときです。自分のパートを作詞したんですが、ラップを難しく作ってしまったので、息継ぎもできなくて死にそうになりました」(ハンセ)、「『ショー!K-POPの中心』で、客席が全て埋まっていた光景が印象深いです」(ビョンチャン)と振り返った。
そして、質問コーナーの最後に「スビンはどうしてそんなに可愛いの?」という質問を受けたスビンは「僕は分かりません~」と人差し指をほっぺに当てて愛嬌を見せ、会場中をメロメロにし、質問コーナーを終えた。
その後、メンバーたちは、イスに座って「nostalgia」の収録曲「Farewell」を熱唱。この曲は、もう全ての瞬間を共にできない人へのメッセージを込めた、切ないR&Bバラード。スモークがたかれ、幻想的な雰囲気で歌い上げた。
音を立ててはいけないデシベルゲームのVCRで、失敗したメンバーたちがかぶり物の罰ゲームを遂行し、会場を大爆笑させた後は、白と黒を基調した衣装に着替え、ステージに戻ってきたメンバーたち。セクシーな雰囲気を漂わせたキレのあるダンスパフォーマンスを披露し、ファンの目をくぎ付けにした。
続けて、新しい世界に向かうのに、どんな障害物があっても、それにぶつかり、乗り越えていこうという希望を込めた「New World」を披露した後は、ゲームコーナー「サイレントダンス」へ。
メンバーたちが2組に分かれ、イヤホンから聴こえるK-POP曲に合わせて、ダンスを踊り、客席のファンがその曲を当てるというもの。全部で6曲あり、より早く終えた方が勝ちだ。
チーム決めの際、年齢で分けようということになり、スンシク&チャン&セジュンのオールドチーム、ハンセ&ビョンチャン&スビンのヤングチームに分かれて、いざ対決。
先攻はオールドチームで、「EXO」、「BTS」、「VICTON」の他、「BLACKPINK」、「TWICE」、ソンミなどガールズグループ、女性アーティストの曲も出題されたが、3人ともポイントを押さえた振付を披露し、客席のファンはすぐに正解を叩き出した。後攻のヤングチームも、「BTS」、「SHINee」、「VICTON」の他、「Red Velvet」、「GFRIEND」、チョンハなどガールズグループのカバーダンスを見事に披露。いい勝負になったが、結局数秒の差で、オールドチームの勝利となった。
「簡単すぎて、軽く勝っちゃいましたね」と余裕を見せるチャンに、「僕たち弟なのに、どうしてお兄さんに勝てますか?」とスビン。ビョンチャンにも「弟に勝てて、そんなにうれしい?」と言われ、「なんか負けた気がする(笑)」とスンシク。お兄さんメンバーをからかう末っ子ラインのやんちゃぶりに、会場は笑いの渦に。
それでも、罰ゲームが待っていたヤングチーム。ファンのリクエストで、1人ずつ可愛い姿を見せる「可愛いリレー」を行うことに。照れまくるハンセに続き、「お腹ペコペコ」と可愛く言うビョンチャン。最後は「愛嬌の王が来た!」とメンバーたちからの期待も絶大なスビンが「ネコ、ネコちゃん」とネコポーズをし、メンバーたちから「もっともっと」とあおられると、最後は「ニャーン」ととびきりの愛嬌を見せ、会場を胸キュンさせた。
ファンミーティングも終盤に入り、最後のあいさつをするメンバーたち。ハンセが「きょうは貴重な時間を割いて来てくださってありがとうございます。これから日本でも、たびたび皆さんに会えるといいなと思っています。日本でドームツアーが出来る、その日までファイト!」と抱負を語ると、「僕も一緒に(笑)」とワクワクした様子を見せたビョンチャン。「日本でもたくさん活動をしたいと思っているので、楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします」と伝えた。
「きょう僕たちのそばにいてくれて、本当にありがとうございました」(スビン)、「実は風邪を引いてしまい、つらかったんですが、皆さんからたくさんの元気をもらいました。このように来てくれてありがとうございました。これからも『VICTON』を見守ってください」(チャン)、「長いといえば長い、短いといえば短いきょうの公演を最後まで応援してくださってありがとうございます。いつも僕たちは一生懸命頑張り、日本の『ALICE』の皆さん、世界中の『ALICE』の皆さんに、頑張る姿をお見せしていきます」(セジュン)、「時間が経つのは早いですね~。名残惜しいですが、皆さんにとって、幸せな時間であったらうれしいです。毎日、ALICEが幸せになれるようなステージを準備していますから、期待してください」(スンシク)とメンバーたちはファンに感謝すると共に、今後の活動への意気込みも語った。
そして、最後は叙情的でおぼろげな切ない雰囲気の「Time of Sorrow」、人気を博している新曲「nostalgic night」を感性的ながらもパワフルに表現したパフォーマンスで魅せ、ステージを後にした。
アンコールでは、撮影メイキングを収めたVCRを挟み、白シャツに着替えたメンバーたちが、「このままお別れするのは寂しいので、急いで着替えて、また戻ってきました!」と再び登場。スビンがアンコールで届ける曲は、「僕たちがここにいる理由です」と曲フリをし、スンシクに「どうして僕たちがここにいるんですか?」と聞くと、「『ALICE』が好きだから」とスンシク。大歓声が上がる中、メンバーたちはファンへのメッセージが込められた甘い歌詞の「愛しているから(Because of You)」を歌いながら、ファンとコミュニケーションを図っていく。ビョンチャンとセジュンは、客席のファンから手渡されたウサギ帽子をかぶり、チャンはバラのヘアピンを頭にさすなど、キュートに弾けた姿を見せ、会場を楽しい雰囲気に盛り上げた。
メンバーたちは客席をバックに記念写真を撮影した後、ラストは、若さが持つ不安や怖さを共に克服しようという意志やみんなの光になるというメッセージを込めたヒーリングソング「LIGHT」を披露し、約2時間のファンミーティングを締めくくった。
この後、「VICTON」はこの日の東京公演を皮切りに、大阪、バンコク、台北、マニラと続くアジアツアーを展開し、来年1月4日と5日にはソウルで、フィナーレ公演となる初の単独コンサート「New World」を開催。
リーダーを務めているスンシクが「これからアジアツアーが続いていきますが、この調子で、メンバーのみんな、元気に頑張れそうでしょ?」とメンバーたちに呼び掛けると、「もちろんです!」と元気いっぱいに答えていた「VICTON」。ファンにも「またカッコいい姿で戻ってくるので、待っててください」と伝え、今後のさらなる飛躍を期待させた。
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