パク・シフ の最新ニュースまとめ
特に、夜公演の「SiHoo’s Happy AWARDS」は、涼しげな目で感情を豊かに表現する繊細な演技で、多彩な役柄を演じ分け、ヒット作を連発してきたパク・シフだからこそできる企画。本物の授賞式さながらに、舞台セットはもちろん、照明やドラムロールなどの効果音で授賞式の雰囲気を演出し、何よりも“パク・シフのパク・シフによる、パク・シフのためのアワード”ということで、パク・シフが一人で何役もこなしながら、リハーサルなしで臨んだというだけあって、新鮮なリアクション、そして新しい姿が見られ、またさらにファンを魅了した。
司会進行を務める古家正亨のオープニングコメントで幕を開けた「SiHoo’s Happy AWARDS」。授賞式といえば、やはり欠かせないのが、会場に華を添えるオープニングパフォーマンスだ。“今やBTS(防弾少年団)と肩を並べる世界的な人気を誇るタップダンサー、パク・シフ”という設定で、ダンサー2人と共にステージ中央から登場したパク・シフは、ビリー・アイリッシュの「bad guy」に乗せて、華麗なタップダンスを披露!客席の大歓声に後押しされ、ハイテンションに踊るパク・シフは途中で勢い余ってジャケットまで脱ぎ捨て、セクシーでパワフルなパフォーマンスを見せつけ、ファンを熱狂させた。
客席のあちこちから「カッコいい~!」という声が飛び交い、ファンを感嘆させたパク・シフだが、実は「ステージ上での記憶が一つもない」と大笑いし、「それだけ無我夢中でした。それに、予定になかったのに、ジャケットも途中で脱いでしまったので、終わった後、自分で拾っていきました(笑)。皆さんが応援してくださったので、ハイテンションになって思わず脱いでしまいました」と茶目っ気たっぷりに明かした。
そして、ここからは本格的な授与式へ。事前に公式サイトにて、ファンが投票した結果に基づき、受賞作品が決定されるというもので、部門ごとに5つのノミネート作品の映像が流された後、受賞作品が発表された。
最初の賞は「守られたいで賞&痛かったで賞」。偶然にも同じ人が受賞したということで、2部門が一度に発表されたが、受賞したのは「王女の男」のキム・スンユ。名前を呼ばれ、舞台袖から登場したキム・スンユ(になりきった!? パク・シフ)は古家から「時代を超えての受賞、おめでとうございます!」と言われると、「ありがとうございます。このように素晴らしい場に招待され、そして、受賞できてうれしいです。ありがとうございます」と感謝し、「この作品は苦労を重ねながら撮影したので、とても思い出に残っています。このように大きな賞をいただいき、また先ほど映像を見ながら、感慨深い気持ちになりました」と喜びを表現した。
続いての賞は「あんなキスされたいで賞」。“キスシーンが上手い俳優”とも言われるパク・シフなだけに、印象的なキスシーンが多いが、受賞したのは“別れの路上キス”を披露した「黄金の私の人生」のチェ・ドギョン。裏で映像を見ながら、寒い冬に撮影した当時のことを思い出し、「あんなキスシーンをまた撮れるのだろうか」と思うほど、名シーンだったと振り返った。そして、「黄金の私の人生」はパク・シフが5年ぶりに復帰した地上波ドラマであり、韓国で最高視聴率47.5%を超える大ヒットとなった作品。「大きなチャンスをくれた作品であり、僕自身、再びチャンスをいただいた作品なので、とても意味深い作品です」とし、「日本でも多くの方が愛してくださり、ありがとうございました」と伝えた。
と、ここで古家がパク・シフに「授賞式はまだまだ続きますけど、疲れないですか?大丈夫ですか?」と気遣うと、「大丈夫です」と笑うパク・シフは「今日はステージを行ったり来たりすればいいんですよね?」と吹き出し笑いを見せ、今回の企画を本人も楽しんでいる様子だ。
続いては、「はらはらドキドキしたで賞」。「バベル」のチャ・ウヒョクが受賞者として名前を呼ばれ、ステージに登壇すると、右へ左へと移動しながら、客席から手を差し出すファンと握手をするというファンサービスも。「何かやった方がいいかなと思って(笑)」とサービス精神旺盛なところがパク・シフらしい。古家から「ウヒョクさんが今日はわざわざ、中野までお越しいただきました。受賞おめでとうございます」と言われると、「ありがとうございます。『バベル』で賞をもらうのは初めてなので、感慨深いです」と感謝。
「バベル」はキスシーンが多い作品だったので、監督に「日本でオンエアされるときは、編集でキスシーンを減らしてほしい」とお願いしたそうなのだが、「そのお願いを聞いてもらえなかったみたいです(笑)」と話し、相手役の女優と親しくなる前、1回目か2回目の撮影でキスシーンがあったので、最初の頃はプレッシャーもあり、ぎこちなさもあったけれど、中盤に入ると、「そうか、今日も撮るんだな~」という気持ちで一生懸命撮影に臨んだというキスシーン撮影秘話も明かした。
最後は「胸キュン賞&その瞳に飛び込みたいで賞」の授賞。「逆転の女王」のク・ヨンシクが名前を呼ばれ、登壇すると、「おっと、微妙にジャケットが変わっていませんか?」と古家。ヨンシクらしく、華やかなスタイルにしようと衣装替えをしたというヨンシク(になりきった!? パク・シフ)は「2つの賞を一度にもらうのは初めてです。僕は賞の福に恵まれています。このように大きな福をくださって、ありがとうございます」と笑顔を見せた。
続けて、「経験豊富な先輩(キム・ナムジュ)と共演させていただいたので、やりやすかったし、息もぴったりで、楽しい撮影でした」と振り返り、劇中、成長していくヨンシクが自分自身とも重なり、愛着のあるキャラクターだと話した。
これで全ての授与式を終え、本人に戻った(!? )パク・シフは「新しい経験だったので幸せでした。これまでいただけなかった賞を今日、全部いただけたので、死んでも悔いはありません(笑)。ステージを行ったり来たりして、ちょっと恥ずかしかったんですが、大きな賞をくださって、本当にありがとうございました」と感想を伝え、ステージを後にした。 そして、1部の最後を飾ったのはこれもまた授賞式では欠かせない、祝賀ステージ。ステージに登場したパク・シフはファンが選んだ1曲として、「王女の男」のOSTで、ペク・チヨンが歌った「今日も愛してる」を歌唱。甘いステキな歌声を会場に響かせ、ファンをうっとりさせた。
2部は「祝賀劇」と題し、パク・シフが抽選で選ばれた会場のファン3人と、ドラマの名場面を再現するという寸劇コーナーへ。「逆転の女王」、「清潭洞<チョンダムドン>アリス」、「黄金の私の人生」の中から胸キュンシーンが用意され、パク・シフは紳士的な優しさを見せ、生でファンの乙女心をくすぐった。
「逆転の女王」の再現シーンでは、「寒い」という女性ファンのセリフに対し、自分のジャケットを脱いで肩にかけてあげた後、告白をして抱きしめ、「清潭洞<チョンダムドン>アリス」の再現シーンでは、よろめいた女性ファンをギュッと抱きしめ、「黄金の私の人生」の再現シーンでは、小道具のネックレスを女性ファンの首にかけてあげるという姿を見せたパク・シフ。「ファンの皆さんと演技をするのは面白い」と本人もノリノリで、緊張しながらも頑張って演技をするファンに対しても、「3人とも違った魅力があり、リラックスして演技ができました」と拍手を送るなど、パク・シフの魅力的な姿がさらにファンの心をつかんだ。
そんなパク・シフに対し、今度はファンからのサプライズプレゼントが。古家が「大賞は!」と言うと、ファンが一斉に「パク・シフ!」と声を揃え、白と黄色のプラカードを掲げるというスローガンイベントが行われた。客席にトロフィーの絵が浮かび上がる仕掛けだったが、それを見たパク・シフは「ハートですか?」と天然ぶりを見せ、古家がトロフィーだと説明するすると大爆笑し、セットの階段を上って高いところからもう一度見ると、「あ~」と頷きつつも、「ハートだと思うようにします(笑)」とファンの愛を受け取った。
さらに、客席がそのプラカードを裏返し、「サランヘヨ」と書かれた面をパク・シフに向け、「サランヘヨ~」と一斉に叫ぶ2段仕掛けのスローガンイベントを展開すると、パク・シフは笑顔で「僕もサランヘヨ~」と頭の上でハートを作るポーズをし、会場は温かい雰囲気に包まれた。
そのムードのまま、今度はパク・シフの姿を写真に収められる「フォトタイム」コーナーへ。なんと、パク・シフ本人が客席まで下りて、移動しながら、近くで撮らせてくれるという徹底したファンサービスで、ファンを歓喜させた。
最後は、内容の違う1日2公演を開催したのは初めてだったが、いろいろな姿を見せられて幸せだったし、楽しかったと満足そうにし、ファンに手紙を読んだパク・シフ。いつでもどこでも、何をしていても自分らしい姿でいられるのは、光のような存在のファンのおかげだと語り、その光があれば、どんな暗闇が襲ってきても怖くないとファンに感謝。そして、「2020年、皆さんの心の中では、いつも大賞の主人公になれるよう一生懸命走ります。愛しています。ありがとうございます」と心のこもった言葉を送った。
1年の始まりをファンとたっぷり過ごし、公演後にはハイタッチや年賀状の手渡しなど、さらにファンと近くで触れ合ったパク・シフ。気になる次回作だが、なんと今月から、今春放送予定の時代劇の撮影にまい進するとのこと。新しいドラマもぜひ楽しみにしていてほしいと自信を見せ、今年の活躍も期待させた。
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