中国ネット通販最大手、アリババ集団の創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が韓国に寄贈したマスク100万枚を点検する大韓赤十字社の関係者=(聯合ニュース)
中国ネット通販最大手、アリババ集団の創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が韓国に寄贈したマスク100万枚を点検する大韓赤十字社の関係者=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と中国は13日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための協力策を模索する局長級の防疫協力対話をテレビ会議で開催し、情報共有などで協力を強化することを決めた。中国政府はすでに提供したマスク110万枚と医療用防護服1万セットに加え、さらにマスク100万枚を提供することにした。 外交部によると、会議には両国の外交部や防疫当局など関係官庁の関係者が参加し、新型コロナウイルスに関連した分野別の経験を評価・共有。防疫や臨床治療の情報共有、マスクや防護服など医療物資の安定供給など今後の協力方向などについて協議した。 韓国は情報を開示し、透明で民主的な方式による先進的な防疫システムを構築し、世界保健機関(WHO)を含む国際社会に高く評価されていることを説明した。 また今後も中国を含む国際社会と緊密に協力し、新型コロナウイルスによる危機を克服すると強調した。 これに対し中国政府は、強力な防疫措置など最善の努力を通じて肯定的な効果を上げていると紹介し、韓国を含む国際社会と防疫・臨床治療経験を共有して協力を強化する意思を表明した。 韓国政府は厳しい状況の中でも韓中間の緊密な人的交流や経済協力関係の維持が必要である点を強調し、中国内の韓国人や韓国企業の保護や支援などにさらなる関心を傾けるよう要請した。 またマスクの安定供給と関連した協力策についても緊密に協議することを提案し、これに対し中国側は今後も意思疎通を通じて協力する意向を示した。 さらに双方はそれぞれの国からの留学生の便宜を保障することについても緊密に協議することにした。 テレビ会議では韓国は外交部の姜相旭(カン・サンウク)東北アジア局長が、中国は外務省の呉江浩アジア局長が首席代表を務めた。
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