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北朝鮮内部が不安定な状況に陥る場合、中国と米国が順次介入すれば、国際的な問題に飛び火するとの指摘が出ている。その反面、過去の権力承継過程を見ると、北朝鮮内部の情勢不安の可能性は「ない」との分析も出ている。
外交通商部のイ・ヨンジュン元次官補は27日、国会外交統一委員会の緊急専門家懇談会に出席し、金委員長に異常が発生した場合、内部権力、承継が順調にいかない場合、急変事態をもたらす可能性が大きいが、過去、金正日氏-金正恩氏の権力承継時にも情勢不安は急変はなく順調に承継されたとしながら、「白頭血統ではない、自己権力を承継するのは不可能であり、問題が過熱する可能性は、現時点では無い」と述べた。
その上でイ元次官補は「金正日氏-金正恩氏の権力承継の事例をみると、権力承継による不確実性・体制危機は我々にとって安保的な危険要素というよりは、安定要素だと見ることができる」とし、「内部闘争が勃発しない限り、北朝鮮は韓国を含めた対外関係を凍結するだろう」と見通した。
一方、自由民主研究院のユ・ドンヨル委員長は金委員長の「死亡説・重篤説」について、「客観的に出処の信ぴょう性に問題があり、同意しない」とし、「より重要なことは、北朝鮮が金委員長の異常事態に陥れば、誰が後継者として権力を握るのか(が問題)だ」と言及した。
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