最近国内で流行しつつある麻疹(はしか)が、日本でも猛威をふるっており、この伝染病が韓国に拡散する兆しがみえている。昨年11月初旬に西太平洋地域で初めて獲得した「はしか根絶国」の地位をも失いかねないことから、保健当局にも緊張が走っている。

ゼロ の最新ニュースまとめ

 疾病管理本部によると、世界保健機関(WHO)は100万人当たりのはしか患者が1人以下の水準を維持している国をはしか根絶国とみなしている。しかし4月以降、国内のはしか患者は予防接種を受けていない0~1歳の乳幼児を中心にすでに40人に達しており、あと8人患者が発生すればWHOの基準を満たせなくなる。これを受け保健当局は、予防接種を受けていない6歳以下の幼児は必ず受けるよう、すでに2回にわたり勧告している。

 韓国では2000年から2001年にかけてはしかが流行し、5万5000人余りの患者が発生した。保健当局の根絶事業により患者数は激減し、2002年が11人、2003年が13人、2004年から2006年まで各6人の患者を出すにとどまっている。11月には「はしかゼロ宣言」を出している。

Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0