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今年は新型コロナウイルスの影響で開会式と閉会式を行わず、作品上映を中心に開催される。映画祭のハイライト、レッドカーペットイベントが行われる開会式が省略されたのは今回が初めて。
30日まで68カ国・地域の192本の招待作品が上映される。開催が見送られた今年のカンヌ国際映画祭の公式セレクションに選ばれた56本のうち23本が上映されるほか、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭など世界の主要映画祭の招待作や受賞作、話題作も多く含まれている。これまで300本前後だった招待作品数は大幅に減少したが、作品の質ははるかに向上したというのが映画界の評価だ。
オープニング作品は香港を代表する7人の監督によるオムニバス「Septet:The Story of Hong Kong」。21日午後8時に映画祭専用館「映画の殿堂」の野外劇場で上映される。同劇場で30日午後に上映される予定のクロージング作品はタムラコータロー監督のアニメ「ジョゼと虎と魚たち」が選ばれた。
作品を上映するスクリーン数もこれまでは37前後だったが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため6スクリーンに縮小した。例年は2~3回だった1作品あたりの上映回数も1回に制限した。このためチケット争奪戦が激しく、主要作品の多くは既にチケットが売り切れた。
新型コロナウイルス感染防止のための「社会的距離の確保」措置が第2段階から第1段階に緩和されたため、有効座席の25%まで観客の入場可能だが、全作品のチケットが完売したとしても観客数は2万人に満たない。
フォーラムBIFF、2020アジアコンテンツ&フィルムマーケット、2020アジアコンテンツアワード授賞式などはオンラインで開催される。
李庸観(イ・ヨングァン)BIFF理事長は「新型コロナで海外の有数の映画祭は開催中止となったが、観客の市民意識、防疫システムを信じて開催を決定した。防疫当局の予防規則に合わせた安全な映画祭となるよう運営に集中する」と述べた。
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