「シングアゲイン」でMCを務めるイ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
「シングアゲイン」でMCを務めるイ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
11月16日(月)にスタートしたリブートオーディション番組「シングアゲイン」(JTBC)がすこぶる好評だ。埋もれている実力者に、“もう一度”チャンスを与えるという趣旨なので、実力者同士のバトルはやはり見応えがあり、そこに感動まで加わり、毎回大きな話題を呼んでいる。

イ・スンギ の最新ニュースまとめ

初回3.2%(ニールセンコリア調べ)の視聴率でスタートしたが、第2話5.4%、第3話7.1%、第4話6.9%、第5話7.5%、そして最新12月21日(月)放送の第6話は7.2%と推移。ちょうど同じ時間帯で、視聴率20%を超える地上波の人気ドラマ「ペントハウス」(SBS)が放送していることを考えると、かなりの大健闘と言える。

このように回を重ねるごとに面白さを増しているのは、見ていてヒリヒリするような対決が次々と展開されているからだろう。そして、そんな本気で勝負に来ている参加者たちを評価する審査員たちもまた、本気の姿を見せているのがさらに感動を倍増させている。

第6話では、感情移入して聴いていた審査員のミノ(WINNER)が、感動のあまり「最初から鳥肌が立っていた」とボロボロ泣く姿を見せた。ミノのそんな姿は珍しい。

さらに、初回から足首の状態が良くないにもかかわらず、努力を惜しまず準備し、今回も熱いパフォーマンスを見せた「IMFACT」テホ(37号)に対しては、MCのイ・スンギが「僕は37号さんのような方を見ると、とても嬉しいです」と審査員より熱く反応。若い頃、芸能人は着実に進んでいくことが損みたいな、着実さよりタレント性、才能が重要だという言葉をよく聞き、「誠実さも才能になるということを証明したかった」というイ・スンギ。「(37号が)着実に道を歩みながら、才能をカッコよく発揮しているのを見て、いつしか応援するようになっていた。審査員に感動を届けてくれて、本当に僕が感謝している」と感極まった様子で語ったのだ。そんな、これまでの努力が報われたようなイ・スンギの温かい言葉にテホも涙を流し、熱い抱擁を交わしたシーンまで感動的だった。

そんなやり取りを見ながら、編曲から振付までとてもカッコよく、ステージも真心が込められていたので、感動したと評価した審査員ソンミもまた、自分の大変だった時期と重ね合わせ、共感したからか、涙が止まらない様子で、スタジオは感動の渦に包まれた。

また、この番組も中盤に入り、誰が脱落してもおかしくない、実力者ばかりが残っているため、バトルでは重々しく緊張感が増しているが、そんなスタジオの緊張をほぐす、クスッと笑えるのが、イ・スンギとキュヒョン(SUPER JUNIOR)の絡みだ。

第5話ではイ・スンギのツッコミが炸裂。「(この対決は)好みで票が分かれますね」と当然のことを言うキュヒョンに対し、「たかがそれぐらいのことなら、心の中で言っても」とイ・スンギ。「僕だって、何か言わなきゃいけないでしょ」と困惑するキュヒョンに、「マイクを意欲的に持ったのなら、それなりの…」とさらに攻め立て、「僕に大きな期待はしないでください」と意気消沈するキュヒョンに、「体がほぐれたら、いつでも長く話してください」ととどめを刺した。イ・スンギの1勝(笑)。

また、キュヒョンが「すごく感動して、口を閉じることができませんでした」と評価したときには、「最後に口を閉じていたけど」とつっこむイ・スンギ。「ステージを見ないで、なんで僕を見ているんですか?」と怒りすらこみ上げた様子だったが、「もう僕を見ないでください!」と涙目で訴え、イ・スンギの2勝(笑)。

第6話ではオープニングから、「キュヒョン審査員。きょうの意気込みはどうですか?」と奇襲攻撃をするイ・スンギ。思いも寄らぬ問いかけに、「えっ、意気込みですか?」と焦り、「意気込みを話せと?審査員の意気込みなんて、初めてなんだけど」と返すのが精いっぱいのキュヒョンにイ・スンギは大爆笑。キュヒョンをからかって面白がっているようだ。それでも、今回ばかりはキュヒョンが「オープンマインドで聞こうと思っています」と立て直し、引き分け!? 

ともかく、イ・スンギもバラエティをよく分かっているキュヒョンだから、当たりの強いフリができるのであって、この2人だから成立している。第5話から、イ・スンギvsキュヒョンのもう一つのバトルも幕を開けたか?次回は年明け1月4日から後半戦が始まるが、トロット全盛の中、この番組がどこまで盛り上がるのか注目だ。

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