「シングアゲイン」でMCを務めたイ・スンギ。審査員の点数最終順位を発表。(画像:画面キャプチャ)
「シングアゲイン」でMCを務めたイ・スンギ。審査員の点数最終順位を発表。(画像:画面キャプチャ)
イ・スンギがMCを務める無名歌手たちのリブートオーディション番組「シングアゲイン」(JTBC)。昨年11月16日(月)にスタートし、視聴率は3.2%(ニールセンコリア調べ)で始まったが、無名歌手たちの成長していく様が感動を呼び、毎回話題に。それに比例するように視聴率もぐんぐん伸び、2月1日(月)の放送ではついに2ケタ超えの10.1%をマーク。そして、ファイナルとなる8日(月)は2時間超えの生放送だったが、10.0%を記録し、初代優勝者が決定した。

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ファイナルにはTOP6が登場し、最後のパフォーマンスを披露。優勝者の選定基準は、オンライン事前投票(10%)+審査員の点数(40%)+リアルタイム投票(50%)だ。つまり視聴者人気が半分以上を占めるわけだが、これまでのラウンドを通して、毎回意表を突いた型破りなステージで審査員の頭を悩ませ、“ジャンルが30号”というニックネームで常に話題の中心にいたイ・スンユンが、栄えある初代優勝(賞金1億ウォン)を手にした。

イ・スンユンのライバルとして、同じく「無名歌手たちの反乱」と初回から注目されていたイ・ムジンは最終結果3位。また、伝統ヘビメタルとは何かを圧倒的なパフォーマンスと存在感で見せてきたチョン・ホンイルが準優勝となった。なお、この人気に後押しされ、次週はビハインドを公開する「シングアゲイン ボーナストラック」が放送される。

そんな「シングアゲイン」の大成功の要因については、また後日述べることにするが、他にも最近は新型コロナの影響で、ロケバラエティが難しいからか、数々の音楽番組がスタートしていることにも注目したい。

まず、同じくサバイバル・オーディション系では、1月26日(火)から「ファントム・シンガー オールスター戦」(JTBC)がスタート。韓国にクロスオーバー旋風を巻き起こしてきた「ファントム・シンガー」シーズン1、2、3で決勝に進出した最強9組がビッグマッチを展開している。また、昨年12月、「SHOW ME THE MONEY 9」(Mnet)の最終話で告知されたNo.1高校生ラッパーを決める「高等ラッパー4」(Mnet)が、いよいよ2月19日(金)にスタートするので、視聴者の期待を高めている。

続いて、1月3日(日)にスタートした、ソン・シギョンMCの超大型ドキュメンタリー音楽ショー「伝説の舞台 アーカイブK」(SBS)は2月7日(日)に第6話「弘大前のインディ・ミュージック」後編が公開されたが、これまで放送を通して、青春時代のトキメキを蘇らせてくれるとして好評を博している。

1月22日(金)には、「シングアゲイン」で審査員を務めたキュヒョン(SUPER JUNIOR)、ウェンディ(Red Velvet)が出演する音楽バラエティ「配達gayo-不思議なレコードショップ」(JTBC)がスタート。共通の職業を持つゲストを招き、彼らの“人生の物語”や“人生の曲”を紹介していく番組だ。これまでプロフィラー3人組、経済YouTuber3人組、大学修学能力試験(日本のセンター試験にあたる)満点の3人組など、ユニークなゲストたちが登場し、音楽と絡めたトークを展開しているのが新鮮だ。

音楽バラエティでは、1月29日(金)に“歌ウマ”と“音痴”を当てる音楽推理バラエティ「君の声が見える8」(Mnet、tvN)がスタート。初回ゲストRain(ピ)に続き、第2話では俳優キム・スロが登場。人気シリーズで、安定した人気を誇っており、順調な滑り出しを見せている。

相変わらずトロット(韓国演歌)全盛ではあるが、人気シリーズの最新作や新しいコンセプトの音楽番組が続々登場。コロナ疲れをしている視聴者に音楽の力を活用し、癒しを届けている。

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