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23日軍消息筋によると、北朝鮮軍が昨年末に昌麟島にロケット砲を新たに配置し、陣地補強工事を行った状況が捉えられた。
しかし南北の軍事当局は2018年の「9・19軍事合意」に基づき、「海岸砲・艦砲の砲具・砲身・覆いの設置および砲門閉鎖措置」をとることにしたという点で、北朝鮮軍がこの島にロケット砲を追加配置したことは「合意違反ではないか」との指摘が出ている。
北朝鮮軍が昌麟島に追加配置した240ミリ改良型ロケット砲は、射距離が最大65~70キロメートル水準であると伝えられている。
しかし韓国国防部(防衛省に相当)のブ・スンチャン報道官はこの日の定例会見で、「特定火器を配置したということだけで、9・19軍事合意に違反したとか、無力化したと評価するのは適切でないとみられる」と述べた。
北朝鮮軍は2019年11月にも昌麟島で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)参観のもと砲射撃訓練を実施し、「9・19軍事合意」に違反した前例がある。
合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は、「韓国軍は米韓情報当局間の緊密な協調体制を維持し、北朝鮮の軍事動向を追跡・監視している」とし、「軍はすべての可能性を考慮し、関連状況を注視して防備態勢を維持している」と話した。
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