「気付けば社長」の1日アルバイトとしてやってきたドン・ヒョンベとユン・シユン。(画像:画面キャプチャ)
「気付けば社長」の1日アルバイトとしてやってきたドン・ヒョンベとユン・シユン。(画像:画面キャプチャ)
チョ・インソンの人脈で、映画「安市城 グレート・バトル」チーム(ナム・ジュヒョク、パク・ビョンウン)が助っ人として駆け付けたのに続き、今度はチャ・テヒョンの人脈で、ドラマ「最高の一発 ~時空(とき)を超えて~」チームが集結。4月22日(木)放送の「気付けば社長」(tvN)第9話では、ユン・シユンドン・ヒョンベが1日アルバイトとしてやってきた。

ユン・シユン の最新ニュースまとめ

この日は田舎のスーパー8日目の模様が公開されたが、何気ない朝、チョ・インソンに一本の電話が入った。「うん~、ウパン」とチョ・インソンが話す相手は俳優キム・ウビンだった。「大変じゃないですか?」と心配するキム・ウビンに、「腰が痛くてコルセットをつけたよ」と返し、「面白よ。感動もあるし」、「もうすっかり華川の人間になったよ(笑)」などと近況を伝えたチョ・インソン。電話を切ると「ウビンが電話をくれたね。もう元気になって、僕の体の心配までしてるよ」と嬉しそうに独り言をつぶやきながら、一日が始まった。

そこへやってきたのが、チャ・テヒョンとはバラエティ「1泊2日」(KBS2)でも共演した「製パン王キム・タック」の俳優ユン・シユンと、「BIGBANG」SOL(テヤン)の兄でもある俳優ドン・ヒョンベだ。チョ・インソンとはこの日が初対面だった。

ユン・シユンは田舎でおばあちゃんがスーパーをやっていたそうで、お客さんが一日2組ぐらいしかこない、のんびりとしたところだったので、そういうイメージで来たようだが、ここは全く違ったし、2人の社長から驚かされることの連続だった。まず、ドン・ヒョンベがユニフォームとして持ってきた田舎のスーパーに似合う、花柄のキルティングベストをプレゼントとして差し出すや、「売ろう」と商売モードの社長2人。ドン・ヒョンベがあっけにとられている間に、棚にセッティング完了となった。

そして、社長2人は出掛けるところがあるとし、早々に店の引継ぎをすると、出て行ってしまったのだ。いきなり店の留守番を任され、普通なら慌てるところだが、ユン・シユンとドン・ヒョンベはただ者ではなかった。すぐさま状況を把握し、歴代アルバイトが苦戦していたレジも難なくこなし、ひっきなしにやってくるお客さんをテキパキとさばいたほか、空き時間には売上げの整理、ベストのポップ作り、棚の整理、そして営業8日目で初のほこり掃除など、自発的に動く優秀なアルバイトだったのだ。ちなみにベストも完売し、この日は最高の売上げを達成した。

その後、社長2人が卵を持って帰ってくると、すぐさま駆け寄り、その卵を受け取ったユン・シユン。めざといし、気が利くタイプだ。チョ・インソンのキッチン補助を務めたが、水回りを常にキレイにし、調理台もすっきりとキレイに片付けるのは基本。頼まれてもいないのに、ガスコンロの掃除までしていた。さらに、ラーメンと一緒に出すキムチを予め盛り付けておいたり、チョ・インソンが卵焼きを作り始めると、言われなくても卵焼き用の皿を準備し、ケチャップもその近くに置くなど、センスのある働きぶりを見せ、この日ばかりは“アルバイト王”の称号がつけられていた。

一方、ドン・ヒョンベもユン・シユンと息ぴったりのコンビネーションを見せ、レジが一時的に混雑してしまったとき、ずっと待っていた最後のお客さんに対し、飲み物を1本どうぞとサービスする優しさも。

また、「キム・タックだ!」とお客さんからすぐに気付かれ、騒がれるユン・シユンとは違い、まだ知名度が低いドン・ヒョンベ。メンタル的にしんどいのでは?と思ったが、それを避けることなく、しっかりと向き合っていたのが潔かった。

中学生から「ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』に出てましたよね?」と聞かれたときは、「出たかったよ」と答えて笑いに変え、おばさまたちから「芸人かと思った」と言われたときは、「僕は演技をしているドン・ヒョンベです」とクールに自己PR。

さらに、お客さんとの会話で、この店にいると、住人から、さも知っているように馴れ馴れしくされるから、嫌ではないかと聞かれたチャ・テヒョンが「良い面と悪い面がある。あまりにも知られていないのも悲しいし」と答えると、「だから、僕がそうなんですよ」と自虐的に名乗り出たドン・ヒョンベ。そして、チャ・テヒョンが「弟がすごく有名なんですよ」と弟がSOLであることを明かし、「似てる!」と興味を示し始めたおばさまたちに「僕はドン・ヒョンベと申します」と改めてあいさつをしたのだ。

店の営業が終わり、夕飯を食べているときもその話題に。チャ・テヒョンが「最高の一発」によって、キム・ミンジェやチャ・ウヌ(ASTRO)らドラマのメンバーたちがみんな成功しているのに、ドン・ヒョンベだけ上手くいかなくて、すごく悔しいと笑い交じりに、ストレートに話を切り出し、「それでヒョンベ、ずっと挑戦はしているのか?」と気にかけたのだ。

次の作品を待っているところだと答え、きょうのようなお客さんの反応をある程度予想していたので、自分のことを知らない人には名前をアピールしようと思っていたと明かしたドン・ヒョンベに、チョ・インソンもそういうことができる芸能人は多くないとし、ドン・ヒョンベの姿勢を称えた。

そして、一緒に舞台をやっていた仲の良い後輩が、新人賞を受賞したとき、すごく嬉しくて拍手をしたけれど、一方で羨ましかったと正直に語ったドン・ヒョンベに、「それは前向きな信号」とチョ・インソン。羨ましいという感情を抑えつけると、逆に他人の不幸を自分の幸せと感じるような否定的な感情が生まれてしまうかもしれないとし、チャ・テヒョンもチョ・インソンが主演男優賞を受賞したとき、親友のチャン・ヒョクが「推奴~チュノ~」で演技大賞を受賞したとき、羨ましかったと。

ただし、キム・ジョングクが芸能大賞を受賞したときは、全く羨ましくなかったとオチをつけ、笑いに包まれたが、チョ・インソンが「どうあれ、確実なことは本当にお前のことを応援している人が多いということ。それがすごく重要なポイントだよ。応援がすごく力になるはずだよ」とし、チャ・テヒョンも「ちょっと時間がかかってるだけだから、なんとか耐えろ」と温かい言葉でエールを送った。真剣に後輩のことを想うチャ・テヒョンとチョ・インソンの深い話にジーンとさせられる濃厚な一日だった。

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