【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局は3日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が2日に韓国の脱北者団体が北朝鮮の体制を批判するビラを北朝鮮に向けて飛ばしたことに反発する談話を出した後、北朝鮮軍の特異な動向は捉えられていないと明らかにした。 韓国軍合同参謀本部の
キム・ジュンラク広報室長はこの日、国防部の定例会見で「韓国軍は関連動向を注視しており、確固たる対応態勢を維持している」と述べた。 金与正氏は朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、脱北者団体によるビラ散布に対し「わが国に対する深刻な挑発と受け止め、相応の行動を検討する」と警告。一部では、北朝鮮が韓国向け宣伝放送用の拡声器を再び設置する可能性も取り沙汰されている。 北朝鮮は昨年6月21日から南北軍事境界線付近に放送施設の再設置作業を行い、少なくとも30カ所に拡声器を設置したが、3日後の同月24日に全て撤去した。 これに関連し、軍関係者は「最前線の北側地域での宣伝手段再設置の兆候も捉えられていない」と説明した。
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