新型コロナワクチンの接種が進んでいる。政府は1日から、接種を受けた人を対象にインセンティブを提供する(イラスト)=(聯合ニュース)
新型コロナワクチンの接種が進んでいる。政府は1日から、接種を受けた人を対象にインセンティブを提供する(イラスト)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国上映館協会は1日、シネマコンプレックス(複合映画館)のCGVとロッテシネマ、メガボックスが同日から月末まで、新型コロナウイルスのワクチン接種を促進するキャンペーンを実施すると発表した。ワクチン接種を終えた人を対象に、映画の鑑賞料金を大幅に割り引く。

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 これらの劇場にワクチン接種済みの証明書や確認書などを持参した観客は、同伴者1人も含め優待料金で映画を鑑賞できる。優待料金は劇場により異なるが、5000~6000ウォン(約490~590円)で一般料金の半額以下となる。2回のワクチン接種のうち1回目しか終えていない人も対象。

 上映館協会のイ・チャンム会長は「ワクチン接種に多くの国民が賛同し、以前のような平凡な日常に一日も早く戻れることを願う気持ちからキャンペーンを準備した」と説明。「映画館は比較的安全な空間であることが確認されてはいるが、より多くの観客が劇場で映画を鑑賞して楽しい余暇を過ごせる日がくることを待ち望む」と言い添えた。

 映画館は新型コロナの感染拡大で深刻な打撃を受けているが、このところ持ち直しの動きもみられる。現在は本国の米国に先駆け5月19日に公開されたカーアクション「ワイルド・スピード」シリーズ第9弾「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」と、米ディズニー実写映画「クルエラ」が人気を集めている。

 6月はホラーやアニメーション、ミュージカルなど多様なジャンルの海外作品のほかに、韓国映画では俳優チョ・ウジン主演のスリラー「発信制限」(原題)や「女校怪談」シリーズの新作などが封切りを控えている。


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