(画像提供:wowkorea)
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北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記がやせたのではないかとの報道が話題を呼んでいる。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

キム総書記をめぐっては、北朝鮮の朝鮮中央テレビが5日、前日に開催された朝鮮労働党中央委員会政治局会議に出席したキム総書記の様子を報じたことで、29日ぶりに公の場に姿を現したことが確認された。

これに、米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」は、この会議を撮影したものとして公開された写真に注目。「最近、朝鮮労働党政治局会議に出席したキム総書記は、今年3月と昨年11月に公の場に登場した時と比べて、体重が大幅に落ちたようだ」と指摘した。

NKニュースは、愛用している腕時計をはめたキム総書記の左手首部分に注目。今回は、左手首が昨年11月や今年3月時の写真に比べ細く、ベルトの長さが変化していることを「やせた」とする根拠に挙げた。

NKニュースは「キム・ジョンウン氏の突然の体重の変化は、減量によるものかもしれないが、健康異常の可能性も否定できない」と分析し、「情報機関もキム総書記の健康状態を注視している」と伝えた。

韓国の国家情報院は昨年11月、当時のキム総書記の体重が140キロ程度であると推定した。2012年8月頃には約90キロだったが、その後、年平均6~7キロずつ増えたとの見方を示している。

キム総書記をめぐって、「やせたのでは」との見方がそのまま「健康異常説」につながるのには理由がある。

昨年4月には、キム総書記が、祖父キム・イルソン(金日成)国家主席の生誕記念日に、遺体が安置された首都・ピョンヤン(平壌)の宮殿を参拝しなかったことから、重体説や死亡説や影武者説などが飛び交った。米大手メディアのCNNが先陣を切って重体説を報じたことで、世界の注目度は高まった。

20日ぶりにキム総書記の動静が報じられ、結果的にこの報道は「誤報」だったが、その後もNKニュースがキム総書記の右手首に小さな傷跡のようなものが確認できるとして、心血管の手術痕の可能性に言及するなど、健康不安説は残った。

一方、今回の報道について、韓国の統一部は10日、「(キム総書記の)公開活動の報道などを注視しているが、健康異常などについて語るべき内容はない」とし、健康異常説を否定した。

キム総書記は「1984年1月8日生まれ」とされる。「37歳の若さ」で閉鎖的な体制を維持していくことには過度なストレスもあるのだろうか。

そんな中、韓国では、最大野党「国民の力」の新代表に11日、国政経験のない36歳のイ・ジュンソク(李俊錫)氏が選出された。韓国の主要政党で30代の代表が選出されるのは憲政史上初めて。

イ氏は「世の中を変えることに賛同し、固定観念を捨ててほしい」と訴えている。保守系政党の党首としては、自党のアイデンティティや自己同一性を否定するようにも見える。

もし、韓国で来年「国民の力」が政権交代を成し遂げ、将来、北朝鮮のキム総書記と同年代のイ氏が韓国国政の核心人物になったら、半島には新しい風が吹くだろうか。その頃、列島は小泉進次郎 氏により新しい風が吹いているかもしれない。

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