富山妙子氏(家族提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
富山妙子氏(家族提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【東京聯合ニュース】韓国の民主化運動を広く伝えた日本の画家、富山妙子氏が18日、東京都内の自宅で死去した。99歳だった。聯合ニュースが19日、遺族に確認した。 富山氏は1921年に神戸市で生まれ、子ども時代を満州(現中国東北部)で過ごした。アフリカやラテンアメリカ、アジアなどを旅するうちに抑圧に苦しむ民衆に目を向けるようになり、こうした民衆の姿をテーマにした作品を多数発表した。 韓国南西部・光州市で1980年に起きた5・18民主化運動(光州事件)を世に知らせた作品や、日本の戦争責任を問う活動に注力したことでも知られている。その功績が認められて今年、韓国の6・10民主抗争(6月民主抗争、1987年)記念日に韓国政府から勲章「国民褒章」を受章した。 一方、ソウルの延世大博物館は現在、富山氏の油絵や版画、コラージュ、スケッチなど約170点を集めた企画展を開催している。
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