90年代に7件の殺人事件に関与した女性に死刑判決…20年の逃亡劇を経て=中国報道(画像提供:wowkorea)
90年代に7件の殺人事件に関与した女性に死刑判決…20年の逃亡劇を経て=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・江西省南昌市の「中級人民法院」で9日に行われた裁判で、強盗・殺人などの罪に問われていた労栄枝被告に死刑判決が言い渡された。

 労栄枝被告は1974年生まれ。被告は1996年から1999年のあいだに、当時恋人であった法子英と南昌市・温州市・合肥市などで犯罪を繰り返し、合計7人を殺害した。1999年、法子英は安徽省合肥市で逮捕され、同年死刑が執行された。

一方、労被告は逃亡・潜伏を続けていたが、2019年11月28日に厦門(アモイ)市で逮捕された。

 検察の調べによると、労被告は1996年から1999年のあいだ、法子英元死刑囚とともに江西省南昌市、浙江省温州市、江蘇省常州市、安徽省合肥市で強盗・誘拐・殺人などの犯罪を行った。その後、労被告は「雪莉」などの偽名を使って20年にわたり潜伏していた。さらに、捜査をかく乱するために顔を整形したうえ、居住地も頻繁に変えていたという。また、潜伏中はカラオケバーなどの飲食店でアルバイトをしながら生活費を稼いでいたとしている。

 2020年8月31日、江西省南昌市の「人民検察院」は労被告を殺人・誘拐・強盗の罪で起訴した。同年12月21日と22日に「南昌市中級人民法院」で裁判が行われたが、被告は法子英元死刑囚から脅迫を受けていたなどとして、起訴内容の一部を否認していた。

 今月9日、「南昌市中級人民法院」で求刑のための裁判が開かれ、労被告に死刑が言い渡された。その瞬間、裁判に出席していた被告は泣きくずれたという。
Copyrights(C)wowkorea.jp 106