中国の習近平国家主席、アメリカ圧迫で北朝鮮との関係を改めて重視＝韓国報道

中国の習近平国家主席が、北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）総書記に書簡を送り、両国関係の強化を強調した。最近、アメリカを中心にした西側同盟国の対中圧迫が強まっている中、ロシア、北朝鮮などと協力体系を強固にするという意志と解釈される。

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23日、朝鮮中央通信は習主席が金総書記に19日に書簡を送ってきたと報じた。これに先立ち、金総書記は中国建国72周年の国慶節を迎え、習主席に祝電を送っている。

習主席は19日、「私は中国と北朝鮮関係の発展を高度に重視する」とし「金総書記と共に努力し、戦略的意思疎通を強化し、親善協力を深め、互いに積極的に支持するよう導いていく。そして中朝関係を絶えず新たな段階に進める用意がある。」と述べた。

習主席は、新型コロナで世界情勢が急変しているとし、地域安定のために努力しようと強調した。 また「今コロナは依然として全世界を席巻しており、100年ぶりに見る世界的な大変化が急速に起きている。中朝関係を立派に守り強固に発展させていくことは双方の根本利益に合致し、地域の安定と繁栄にも有益だ。」と述べた。

最近中国は、北朝鮮だけでなくロシアなどとも協力体系を構築し、アメリカの対中圧迫に対抗している。これに先立ち、中国はロシアと合同海上訓練を行い、それぞれ5隻の軍艦を派遣し津軽海峡を通過した。海峡は国際法上の領海ではないが、アメリカの主要同盟国である日本を圧迫しようとする意図と解釈される。