同映画祭の事務局は1日、先月15日の閉会式から2週間後の10月29日に職員をはじめスタッフ、ボランティアら647人(中途退社者4人を除く)に対して新型コロナウイルスのPCR検査を行った結果、全員が陰性と判定されたと発表した。
映画祭側は安全開催のため、映画祭前後に4回にわたって検査を行うことにしていた。
先月6日の開会式の前に行った1回目の検査に続き、開幕後最初の週末に行った2回目の検査、閉会式の3日前に行った3回目の検査でも関係者全員が陰性だった。
今年の釜山国際映画祭の開会式は、新型コロナの感染拡大以降、韓国で1000人以上の一般観客が参加した初の国際行事だった。
政府の感染防止策「社会的距離の確保」のレベルが上から2番目の第3段階で適用される中、事務局は安全に映画祭を開催するために厳しい防疫対策を実施。期間中は全ての会場で体温チェックと来場者リストの作成を行い、参加者に対する安全管理を徹底した。
劇場の座席数は半分に減らし、事務局の出勤者を対象とした健康モニタリングも義務付けた。
映画祭の期間中、劇場やイベント会場では737回にわたり消毒作業を行った。
運営スタッフに対するワクチンの優先接種を進め、関係者にはPCR検査の陰性確認書の提出を義務付けた。
1000人以上が集まる開会式・閉会式では、ワクチン接種後2週間が経過した人、または72時間以内に受けたPCR検査で陰性と確認された人のみ入場できるようにした。
期間中に感染者1人が来場したことが確認されたが、迅速な措置により新たな感染者の発生なしに大会を終えた。
映画祭の関係者は「個々人の防疫規則の順守、事務局の緻密な防疫システム、防疫協議体との協力の3拍子がそろい、困難な条件の中でも大会を成功裏に開催できた」と述べた。
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