ネイバーは17日、定期取締役会を開催し、チェ・スヨングローバル事業支援部責任リーダーを次期代表に内定したと明らかにした。同氏は来年3月に開かれる株主総会の承認と取締役会の決議を経て、次期代表取締役に最終的に選任される。
また、理事会は事業開発と、投資およびM&Aを担当しているキム・ナムソン責任リーダーを次期CFO(最高財務責任者)の内定者に選任した。
チェ氏は1981年生まれで、ソウル大学土木工学学士を卒業した後、2005年、ネイバーの前身であるNHNに公開採用で入社した。その後、延世大学法学専門大学院修士を取得し、米ハーバード・ロースクールで法学修士(LL.M)課程を終えた。
2018年に米国の法務法人コブレ&キム(Kobre & Kim) 国際弁護士、法務法人ユルチョンの弁護士を経て2019年にネイバーに再合流した。以後、グローバル事業支援部で海外事業を受け持ってきた。
理事会は、チェ氏が、組職が直面したグローバル経営の本格化、組職文化の改善に最適化したリーダーだと考えた。さまざまな国内外事業全般を支援し、問題解決能力や会社のグローバル事業戦略、該当市場への幅広い理解を備えていることを高く評価した」と明らかにした。
これで、2017年3月からネイバーを率いてきたハン・ソンスク代表は、来年3月をもって早期退陣することになった。本来の任期は2023年3月までで、1年4か月ほど残っている。しかし、ネイバーの組織文化を巡る議論が浮き彫りになり、経営刷新やリーダーシップ再編の必要性が持ち上がった。
ネイバーは今年6月、開発者死亡事件を契機に実務特別専担チーム(TF)を設置した。年末までに新しい組織体系とリーダーシップ構築する」と明らかにしていた。
今回の人事も確実に経営刷新に向けた「破格人事」と評価されている。創業者のイ・ヘジンGIO(グローバル投資責任者)が、過去に「より若くて新しいリーダーたちが現れ、全面的な刷新が根本的かつ本質的な解決策」と言及していたことに一貫している。
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