韓国映画「アジョシ」のキャスト、公開日、あらすじ
1日、デイリーNKはヤンガンド(両江道)の消息筋を引用し「先月7日、ヘサン(恵山)市の中学生A君(14)が映画『アジョシ』を視聴し逮捕された。A君は視聴から5分で取り締りを受けたが、14年の労働強化刑を宣告された」と報じた。
昨年、北朝鮮は「南朝鮮(韓国)の映画や録画物、編集物、図書、歌、絵画、写真などを直接見聞きしたり保管したりした者は、5年以上15年以下の労働強化刑に処する」という内容の法を規定した。
これに媒体は未成年者A君に成人同様の処罰が下された点で、北朝鮮当局が「子どもだからとの理由で大目には見ない」とのメッセージを伝える意図があると伝えた。
また現在、韓国コンテンツが北朝鮮の青少年の間で人気という事実を認知した北朝鮮が恐怖の雰囲気を作ろうとしているのではとの指摘も出ている。
さらに、北朝鮮の法には連座制の内容が含まれているため、A君の両親も処罰を受けると推測される。法には「子女に対する教育教養を無責任にして、反動思想文化犯罪が発生した場合、10~20万ウォン(約1~2万円)の罰金刑に処する」と記載されている。
しかし、現地では罰金刑ではなく追放されるか、政治犯収容所に連行される可能性もあると懸念の声があがっている。北朝鮮では子どもが重刑を宣告された場合、血統が問題との判断で両親までが処罰の対象となるからだ。
これを前に北朝鮮では最近、Netflix「イカゲーム」を視聴した高校生らに重刑が科され、映像を販売した人物が銃殺されたことが伝えられた。
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