韓国ドラマ「スノードロップ」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
JTBCは21日、ドラマ「スノードロップ」について「劇中の背景と主要事件のモチーフは、軍部政権や大統領選挙政局」とした上で、「これを背景に、既得権勢力が権力維持のために北朝鮮政権と野合するという仮想のストーリーを描いている。『スノードロップ』は、権力者に利用されて犠牲となった人々の個人的な叙事を見せる創作物」と説明した。
これに先立ち、韓国大統領府の国民請願掲示板には「ドラマ『スノードロップ』の放映中止請願」という文章が投稿された。
投稿者は「該当ドラマは放映前から民主化運動を蔑視する内容で波紋を広げた。当時、制作スタッフは『全くそのような意図はない』としていた。しかし、1話で女性主人公はスパイである男性主人公を民主化運動の学生と誤認し、助け出した」と主張。また、「民主化運動当時、根拠なくスパイとして拷問に遭い死亡した被害者が明確に存在する。こうした歴史的事実にもかかわらず、こんな内容のドラマを制作したことは、民主化運動の価値を傷つけるものだと考える」と訴えた。
さらに、「該当ドラマはOTTサービスを通じて世界各国で視聴することができ、外国人に民主化運動に対する誤った歴史観を植え付けかねない」とした上で、「これ以上、放映を強行してはならない。韓国は厳然な民主主義国家であり、こうした民主主義は努力なしに成り立ったのではない。多くの苦痛と犠牲を通じて勝ち取ったのだ。約30年が過ぎたいま、民主化運動の価値を傷つけるドラマの放映は当然中止されるべきであり、韓国文化の影響力が拡大する現時点で放送界も歴史歪曲(わいきょく)の深刻性を改めて考えるべきだ」と主張した。
以下、21日にJTBCが公式発表した立場文の全文。
JTBCが、ドラマ「スノードロップ」物議に対する立場を明らかにします。
「スノードロップ」放送後、事実と異なる内容をもとに物議が止まないため、立場を伝えようと思います。
まず、「スノードロップ」の劇中背景と主要事件のモチーフは、軍部政権時代の大統領選挙政局です。これを背景に、既得権勢力が権力維持のために北朝鮮政権と野合するという仮想のストーリーを描いています。
つまり「スノードロップ」は、権力者に利用されて犠牲になった人々の個人的な叙事を見せる創作物です。
「スノードロップ」には民主化運動を主導するスパイは存在しません。
男女主人公が民主化運動に参加したり、これをリードしたりする設定は1話・2話にも登場していませんし、今後の台本にも存在しません。
現在、多くの方々が指摘している「歴史歪曲(わいきょく)」と「民主化運動フェイク」という懸念点は、今後ドラマが展開される中で誤解の多くが解消されるものと思います。
不当な権力によって個人の自由と行動が抑圧された正常とはいえない時代が繰り返されることがないように願う制作陣の意図が、このドラマには込められています。
今後の放送のために、詳細や見どころを明かすことができず残念ですが、今後の展開を見守っていただけたら幸いです。
また、JTBCはコンテンツに対する大切な意見に耳を傾けるべく、ポータルサイトのリアルタイム対話ボード(掲示板)をオープンし視聴者の声を聴く計画です。
JTBCが核心として追及する価値は、コンテンツ創作の自由と制作の独立性です。
JTBCはこれを基本として、今後も良い作品を披露するために最善を尽くしてまいります。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 4