ショートトラック韓国代表のシム・ソクヒ、懲戒無効仮処分申請を提起(画像提供:wowkorea)
ショートトラック韓国代表のシム・ソクヒ、懲戒無効仮処分申請を提起(画像提供:wowkorea)
コーチ・同僚に対する誹謗(ひぼう)中傷行為が暴露されたショートトラック韓国代表のシム・ソクヒ(24)が、大韓氷上競技連盟スポーツ公正委員会に懲戒無効を要求する仮処分申請を起こした。

シム・ソクヒ の最新ニュースまとめ

 6日、法曹界関係者によると、シム・ソクヒ側は去る3日、ソウル東部地方裁判所に大韓氷上競技連盟の懲戒無効と関連した仮処分申請をした。

 裁判所は12日に尋問期日を開き、シム・ソクヒ側と氷上競技連盟の主張を聴く。今後、裁判所が仮処分申請を認める場合、シム・ソクヒは国家代表資格を取り戻し、韓国代表チームに合流することができる。

 これに先立ち、大韓氷上競技連盟スポーツ公正委員会は去る12月21日、ソウルオリンピック公園連盟会議室で懲戒会議を開き、シム・ソクヒに対して「国家代表資格2か月停止」を決定。これにより、シム・ソクヒはことし開幕する北京冬季オリンピックへの出場の可能性は「ほぼない」と伝えられた。

 しかし大韓体育会スポーツ公正委員会に再審を請求、または裁判所に効力停止仮処分申請をすれば、オリンピック出場の可能性もわずかに残される。特に、裁判所がシム・ソクヒの手を取るならば、代表チーム資格を得ることができる状況だった。

 ただし、裁判所がシム・ソクヒの仮処分申請を認めても無条件に北京オリンピックに出場できるわけではない。氷上連盟競技力向上委員会がシム・ソクヒの技量がオリンピック出場レベルに達していないと判断すれば、代表チーム出場資格が与えられない可能性もある。万が一、競技力向上委員会がシム・ソクヒのオリンピック出場資格を再びはく奪する場合、シム・ソクヒはこれに対する仮処分申請を別途起こさなければならない。

 先月、シム・ソクヒは公正委員会に出席した際、「事実の通り、誠実に臨んでいる」と短く回答。しかし「謝罪する必要はないのか」という取材陣の問いかけには無言だった。

 シム・ソクヒの誹謗(ひぼう)中傷行為は、シム・ソクヒを性暴行した容疑で懲役13年が言い渡された元代表コーチの裁判過程で資料の中に含まれていたため、世間に知れ渡った。シム・ソクヒは、連盟調査委員会の調査を受け、該当行為を事実と認めた。

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