これに先立ち、欧州消費者安全科学委員会(SCCS)は非臨床試験の結果に基づきTHBの化粧品での使用が安全ではないとの意見を出した。
食薬処が2019年4月~2020年11月まで進めた有害性評価の結果、1, 2, 4-THB成分が細胞のDNAに変異を引き起こすなど、潜在的な遺伝毒性を排除できない物質だと評価した。特定成分に長期間、反復的に露出した場合、遺伝子が変形しがんを誘発する可能性があるという。
専門家からなる諮問委員会はこうした試験結果を検討し、1, 2, 4-THBの遺伝毒性の可能性を排除しがたく、使用形態や量、頻度などに関係なく禁止することが妥当との結論を下した。
モダモダは結局、生産を中断する予定だ。同社は強く反発している。立場表明を通じ「カラーリング剤が、モダモダシャンプーより安全だと言えるのか。既にEUで遺伝毒性が確定した成分を含んだまま、今でも韓国で販売されている約1000の製品に対しては、なぜこうした規制が適用されないのか。改正案の根拠となったSCCSはパラフェニレンジアミン(PPD)成分と、これらを互いにつなぐTHBとが共に含有された場合の有害性を指摘したもの」と述べた。
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