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20日、中国の澎湃新聞によると、前日午前22人の看護師に続き、午後、中国医療陣114人が広東省から船に乗り、香港に到着した。これらは重症専門家4人をはじめ、ほとんどが広東省内医療陣だ。医療陣は、香港で一か月間使用可能なマスク、消毒薬、手袋などを一緒に運んできた。
中国官営メディアは「中国のシリコンバレー」と呼ばれる深セン市で、香港へ手を差し伸べていると大々的に宣伝した。深セン市は、香港と隣接する地理的位置にあり、急速に成長し、今は香港を越える経済都市となった。官営メディアは、中国本土内の防疫正当性を浮き彫りにし、「中国が香港を助けている」という宣伝効果も出せるようになった。
香港は、中国同様「ゼロ・コロナ」政策を推進しているが、オミクロン変異株を前に、効果があらわれていない。人口740万人余りの香港は19日、一日の新型コロナ新規感染者が6063人に達した。予備感染者は7400人である。香港では、医療機関一次予備判定後、当局の二次判定を経て、新規感染者数を発表するが、16日から四日連続、新規感染者数と予備感染者を合わせた規模が1万人を超えている。
このように感染が拡大し、香港から中国大陸に渡る人々も急増している。
中国証券時報は、香港から深センへ移動する人は、6日に約1500人から、8日には約2700人に増えたと報道した。ことし1月には1000人以下を下回っていた数字から急増した。
ブルームバーグ通信が、当局統計を引用したところによると、今月1~17日、香港で2万4697人(延べ人数)が陸路を通じて中国本土に渡った。通信は「18日、数百人が深センに渡るため、香港の出入境事務所で数時間並んで待っていた」とし「香港に住む中国住民が、新型コロナを避け、中国本土に帰ろうと集まった」と伝えた。
中国当局は、香港から来る人のうち、感染者が発見されると緊張した姿を見せる。特に、申告なしに船で不法で渡る場合が増え、問題となっている。広東省各地方政府など一部では、不法入境者に対する申告報酬金も5000元(約9万1000円)から50万元(約910万円)まで掲げた。
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