【ソウル聯合ニュース】韓国の人気男性グループ、BTS(防弾少年団)などの所属レーベルを傘下に置く芸能事務所、HYBE(ハイブ)が22日に発表した2021年通期の連結決算によると、売上高が前年比58.0%増の1兆2577億ウォン(約1210億円)となり、韓国芸能事務所としては初めて年間1兆ウォンを超えた。 本業のもうけを示す営業利益は1903億ウォンで30.8%増加した。純利益は1410億ウォンで62.0%増えた。 アルバムの売上高は3785億ウォンで前年より18.0%増加した。傘下レーベルに所属するアーティストのアルバム売上枚数は、BTSが740万枚、SEVENTEEN(セブンティーン)が370万枚、TOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が180万枚、ENHYPEN(エンハイプン)が220万枚。 また同社が昨年買収した米国の総合メディアグループ「イサカ・ホールディングス」に所属するアリアナ・グランデは240万枚、ジャスティン・ビーバーは235万枚を売り上げた。 昨年の公演の売上高は497億ウォンで前年比980.5%増加した。 BTSが昨年11月27、28日、12月1日、2日に米ロサンゼルスで開催した有観客コンサートで21万人以上を動員するなど、大成功を収めたことなどが影響したとみられる。 HYBEは同公演について、有観客公演だけで400億ウォン、ライブ配信などを含めると、過去最高の売上高を記録したと説明した。 また、広告・出演料・マネジメントの売上高は1007億ウォンで115.3%増加、コンテンツは3659億ウォンで176.6%増加した。 一方、同社は複製や改ざんが不可能な新たなデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」関連など事業領域を拡大する計画だと発表した。 また3月に予定されたBTSのソウル公演のほか、BTSの海外公演、TXTやENHYPENの有観客公演も開催する予定という。
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