今回の任用は、昨年6月にKAISTとSM社が締結した「メタバース研究のための業務協約」をもとに進められた。同校ではグローバルエンターテインメント市場で韓流文化をリードしてきた李氏を教授として招き、工学技術の革新的な発展を図るとともに、将来のエンターテインメント市場をリードする巨大で創意的な協業を目指す。
米カリフォルニア州立大学ノースリッジ校の大学院課程でコンピューター工学を専攻した李氏は、電算学部の招聘教授に任用される。学部および大学院生を対象とするリーダーシップ科目の特別講義を受け持ち、学内メタバース関連の研究にも諮問者として参画することになった。
李氏が参画するメタバースの研究は、AI研究院の傘下に設置されるメタバース研究所(仮称)で、学際的な共同研究として進められる。SM社に所属する芸能人のアバターを利用したコンテンツや技術が、グローバルメタバース市場を先取りできるようにサポートするのが李氏の仕事だ。K-POPを世界的な韓流文化として定着させた能力を発揮し、韓国が仮想現実技術(XR)分野で、文化や関連経済をリードできるよう協力する。
李氏は「韓国の科学技術を生み出しているKAISTの招聘教授として、学生たちに教える機会を与えられ感謝したい。韓国だけが持つ優秀なコンテンツと技術力で、話題のメタバース分野を韓国が先取りし、未来のグローバルエンターテインメント市場をリードできるよう共に努力していきたい」と述べた。
KAISTのイ・グァンヒョン総長は「メタバースで無限な想像力を広げる能力は、新しい時代に適応するために欠かせない要素」とし、「未来のコンテンツ市場を見据える李総括プロデューサーのビジョンと創意的な洞察が、KAISに前向きで新鮮な刺激を与えるよう期待している」と伝えた。
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