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ポスコホールディングスは既存のポスコから鉄鋼事業部門を切り離した上場企業で、グループ内の全般的な事業や投資を手掛ける。新設された鉄鋼事業会社のポスコのほか、ポスコケミカル、ポスコエナジー、ポスコインターナショナル、ポスコ建設といった子会社は、ポスコホールディングスの傘下となる。
ポスコホールディングスは手始めに、グループの7大中核事業である鉄鋼、バッテリー素材、リチウム・ニッケル、水素、エネルギー、建築・インフラ、食糧の競争力を高める方針だ。
ポスコグループによる既存の中核事業である鉄鋼は、事業会社であるポスコへ物的分割を行い、水素還元製鉄、二酸化炭素の回収・有効利用・貯留(CCUS)といったエコな生産体制へ転換する。
バッテリー素材事業では世界の取引先との協力を基盤に、2030年まで正・負極材の生産能力を、現在の約11万5000トンから2030年には68万トンへ拡大する。
さらに2030年までリチウム22万トン、ニッケル14万トンの生産能力を確保。ブルーおよびグリーン水素は世界的な供給網の構築と技術開発投資を通じて、2030年まで50万トン、2050年まで700万トンの生産体制を整える計画だ。
エネルギー事業では液化天然ガス(LNG)、アンモニア、新再生可能エネルギーなどエコ中心の事業転換を加速する一方、建築・インフラ事業ではエコ・スマート技術を基盤としたゼロ・エネルギー・ビル、モジュール建築などエコ事業を強化する。
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