NIK の最新ニュースまとめ
2021年9月の韓国メジャーデビュー直後には韓国の歌番組やラジオに出演し新人グループとして活発に活動した後、10月には待望の日本デビューを果たした「NIK」。12月に全員でのデビュー後初ステージを予定していたが、新型コロナウイルスによる影響で、韓国メンバーの来日が叶わず、日本と韓国をリモートでつないでの公演へと変更になった。メンバー全員揃ってのステージができない状況が長く続いていたが、ついに今回日韓メンバー10人での日本ライブツアーが実現(日本メンバーの史也は諸事情により本公演欠席)。待っていたファンへ、熱いステージと感謝の気持ちを届けた。
27日の第1部公演、オールホワイトでスタイリッシュな衣装のメンバーたちが登場し、「Universe」が始まると客席から歓声があがった。エネルギッシュなパフォーマンスで会場の熱気を高めると、続く「Hurricane」で力強さを見せた。「Piece of peace!『NIK』です!」と揃ってあいさつを済ますと、「『NIK』の末っ子日向です!」、「チンチャポゴシポッソヨ〜!(=本当に会いたかったです)龍太です!」、「『NIK』の王子様、コゴンです!」、「I‘m boss next ageのmonster、太一です!」などと自己紹介。
「僕たち『NIK』がついにZeppに来ました!全員でステージを見せることが本当に久しぶりだから、公演する前ドキドキしました。来てくれてありがとうございます!」とゴンミンは嬉しそうに話し、「こうして来日して、みなさんの前に『NIK』として立てることがうれしいです。今日は一生懸命、今まで見せられなかった姿をお見せしたいと思います!」(ユンソル)、「イントロで袖で待ってる時に、武者震いしてました。久しぶりだなと思って!」(暸)とメンバーたちは気持ちを明かした。
太一が今の気持ちを一言で「会いたかったさー!」と叫ぶと、「さっそく次の曲いきましょうか」とバラードステージへ。「Stay」、「ANOTOKIE」と続けて披露。目をつぶりながら感情を込めたり、優しい表情でファンを見つめたり、自分のパート以外も口ずさんだりと、思い思いに気持ちを乗せながら歌声を届けた。「なんかすごい感動した」と龍太は会場の雰囲気に浸り、「たくさん来てくれてありがとうございます」とメンバーたちはお辞儀し、改めてお礼を伝えた。続いては毎回恒例となったユニットステージ。ゴンミン、ヒョンス、ユンソル、コゴン、パクハが準備へと入り、残る5人でのトーク中、「韓国メンバー全員が今回ダンスするんですよね?そういう風に聞いていたんですけど」とテフンをいじりだすメンバーたちに、「おれ日本人だよ?はい、佐々木です」と絶妙なチョイスで返すテフン。「佐々木さんなの?(笑)」、「ちょっとほんまに佐々木っぽいのやめて(笑)」と笑うメンバーたち、と「佐々木テフンです」と至って冷静なテフンのやりとりで会場は笑いに包まれた。
以前と比べ、素の面白い部分が出てきたという日向について、「最初はガッチガチだったよね」と直立不動になって当時のマネをするテフン。「今日の意気込み、ガチガチの日向からお願いします!」と振ると、「あ、じゃあ私が、あの、はい、説明させていただきたいと…誰がガチガチやねん!」と華麗なノリツッコミで応えた日向にテフンはご満悦の表情。日向は「Zeppという素晴らしいステージで、メンバーとみなさんと同じ時間を過ごせることをありがたく思います。最後まで一生懸命駆け抜けますので、全力の応援をよろしくお願いします!」としっかりと意気込みも伝え、次のステージに繋げた。
コツコツと鳴り響く足音に合わせユンソルが登場し、始まったのはDANCEユニットステージ。ゴンミン、ヒョンス、コゴン、パクハも現れ、青のセットアップと黒のハットで揃えた5人は、大人の余裕とセクシーさをまといつつスタイリッシュでキレのあるダンスで魅了。曲調が変わると同時にハットを投げ放ち、ポップなリズムで雰囲気は一変。客席からは自然と手拍子が起こり一体となって盛り上がった。
次は暸、太一、テフンによるRAPユニットステージ。韓国で番組をしてる時テフンの家にみんなが遊びに来た際に半分遊びで作ったものだったという曲が、カリスマあふれるステージ曲へ昇華。全身に響くような低音ボイスと、エネルギーみなぎる表情で、観客の視線を釘付けにした。
VOCALユニットステージで、「赤頬思春期」の「私の思春期へ」を披露したのは龍太と日向。伸びやかに歌い上げる龍太と、温もりで包みこむような日向の歌声に、観客はじっと耳を傾けた。ヒョンス、コゴン、パクハは「in heaven」を熱唱。魂を削るような歌声で観客の心を引き込みながら、気持ちを重ね合わせるようにハーモニーを奏でた。歌い終わると会場から大きな拍手が送られた。
VCRの後は、黒を基調とした衣装に着替えたメンバーたちが、新曲「La vida loca」を初披露。ラテン系の特徴的なメロディーにのせたパワフルで迫力のあるパフォーマンスに会場のテンションは急上昇。鳴り止まぬ拍手で観客は興奮を表した。Zeppツアーが始まる前に韓国メンバーがK stage O!でオフラインステージを重ねてきたが、実は「La vida loca」のネタバレとなるヒントを出していたという。「みんなわからないと思う」といたずらに笑いながら、ステージ上で歌詞の「なぜだろうか〜」を繰り返し言ったり、「フォトタイムの時ずっとコレしてましたよ!」とポイントダンスを踊っていたことを明かした。また、「衣装もハンパじゃないんですけど」と肉体美があらわとなった衣装について切り込むゴンミン。「危ない危ない」「危ないですね」とメンバーたちが口を揃えて視線を向けた先はパクハ。パクハは「俺も貰っただけだから」と言いつつも、素肌に羽織られた上着をはだけさせセクシーさを遺憾なく発揮。「全部見える」とヒョンスから指摘されたスケスケ衣装のゴンミンがスクリーンに映し出されると、「腕の筋肉やばくない?」とメンバーたちは大盛り上がり。ゴンミンはたくましい腕の筋肉を見せながらも、肩にできた蚊に刺されをアピールしお茶目な一面を覗かせた。ゴンミンのパートがキリングパートだと思うと話すユンソルは、「”諦め”の”め”の時に、この(指の)間から目線が…」と説明している途中にカメラに抜かれていることに気づくと、すかさず筋肉アピール。熱弁からの切り替えの早さで笑いを誘った。公演の準備期間が短かったことへの苦労を吐露しながらも、チームで協力して仕上げてきたというメンバーたち。「次の曲は、初めて全員バージョンでお見せします!」「その次の曲は、みなさんが好きな曲です!」と期待を高めると、「BOMB」「Jealousy」と激しいダンス曲が続くパートも、全力パフォーマンスでやり遂げた。
公演を振り返り、「この時間を言葉で簡単に表現できないです。オーディション番組から始まってここに至るまで、いろんなことがありましたけど、今こうしてみなさんと一緒に過ごしていることが全てだと思います。この時間を大事にして、これからの時間もみんなで素晴らしいものを作って、いつかもっと大きいステージに立ちたいと思います」と日向が話すと、「さっき俺が考えたことと同じだよ」とコゴン。太一が「現実なのかなと思うくらいにいっぱい人がいて緊張したけど、やっていくうちに超楽しいなってなっちゃいました!」と笑顔を見せると、「それも考えたよ、俺も」と調子の良いコゴンに笑う観客。「もっと完璧な姿を見せたかった」と悔しさをにじませるヒョンスは、「You did your best.」とたたえるゴンミンの言葉を受け、「次は限界を乗り越えて、もっと良い姿を見せるために一生懸命頑張ります!」と前向きな一言。「そうだよ、それが大事なことだよ!」とまたも茶々を入れるコゴンに、「うるさいよ!」とテフンがツッコむと、2人の言い合いが始まり、間に挟まれていた太一が「落ち着けよ!」とたまらず抑制し、笑いが起こった。龍太は「準備期間が長くても付いてきてくれるみなさんがいるから、活動し続けることができます。もっと上のステージに立てるように頑張るので、応援お願いします」と、ゴンミンは「今までみなさんに直接会う機会があまりなかったけど、公演をしながら思ったのは、”緊張”じゃなくて”会いたかった”です。最初の曲から、嬉しくて楽しかったです」と感謝や心境を口にした。
「次の曲なんだと思いますか?まだしてない曲!」と問うと、ぽつりぽつりと答える観客の声に「サンタクロースですか?」と聞き返すコゴン。観客が「SantaMonica!」と息を合わすと、「あ〜サンタモニカ!そうだね、サンタクロースかと思いましたよ」と茶番を繰り広げ緩まった空気の中、本編最後のステージへ。煽りを入れるメンバーたちに応えるように、客席のペンライトの光は一体感を増し、全員で同じ時間を楽しんだ。
アンコールに応えて「みなさん、もう一回行きましょうか〜!」と再び登場したメンバーたちは、「Life Goes On」で爽やかな笑顔を放ち、会場中に元気を与えた。「最後に、みんなの普段見れない一発芸をお見せしたいと思いますー!」とテフンのめくるフリップに合わせて始まった特技披露。ゴンミンはセクシーな表情で眉毛ウェーブを、暸は空手の型を力強く決め、おまけのマシュマロキャッチも1発成功。日向は長身を活かしたポージングをすると思いきや力こぶを作り、便乗したユンソルとパクハに挟まれながら3人でポーズ。ヒョンスはTシャツを捲し上げ見事に割れた腹筋を公開。コゴンはノリノリでステップを踏みながらB-BOYダンスをしてみるも不安定なフィニッシュで笑わせ、パクハのダイナミックなアクロバットで会場が沸くと、それに続こうと出てきたコゴンは助走止まりでしっかりオチ担当。龍太は、バイク役のコゴンを連れてオートバイのエンジン音のモノマネをしコンビネーションをみせるも、メンバーからは「なにが面白いねん」と鋭いツッコミ。ユンソルは被っていたハットをおもむろに見せ、ハトでも出てくるのかと思わせると、手で作ったハトを羽ばたかせ笑いを起こした。「最後にみんなで踊りましょう!」とそのままの雰囲気で「BETTER SPRING」。横1列に並んだメンバーたちは手をつなぎ、「ありがとうございましたー!」とマイクを通さずに大きな声を響かせお辞儀。楽しい余韻を残すようにステージを後にした。
■「NIK LIVE TOUR 2022」公演概要
•2022年5月27 日(金)KT Zepp Yokohama(神奈川)
第1部 開場 14:00 開演 15:00
第2部 開場 18:00 開演 19:00
•2022年5月30 日(月)Zepp Namba(大阪)
第1部 開場 14:00 開演15:00
第2部開場 18:00開演 19:00
■セットリスト
1.UniverseHurricane
2.Hurricane
3. Stay
4.ANOTOKIE
5.DANCEユニットステージ /ゴンミン、ヒョンス、ユンソル、コ ゴン、パク ハ
6.RAPユニットステージ / 瞭、太一、テフン
7.VOCALユニットステージ
私の思春期へ/龍太、日向
in heaven/ヒョンス、コ ゴン、パク ハ
8.La Vida Loca (新曲)
9.BOMB
10.Jealousy
11. Santa Monica
アンコール
1.BETTER SPRING
2.Life Goes On
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