◇韓米の戦闘機20機が黄海上空を飛行 北朝鮮に武力誇示 韓国と米国の両軍は7日午前、最新鋭のステルス機を含む戦闘機20機を黄海上空に飛行させた。韓国軍合同参謀本部が同日、弾道ミサイルを使った北朝鮮の度重なる挑発に対抗し、武力誇示の飛行を実施したと発表した。飛行したのは精密誘導兵器を搭載した韓国空軍の戦闘機F35AとF15K、KF16の計16機と、米空軍の戦闘機F16が4機。北朝鮮は5日に朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイル8発を発射した。これに対抗し韓米両軍は6日に地対地ミサイル「ATACMS」8発を東海上に発射したのに続き、戦闘機を使って空中での武力も誇示した。◇韓米高官 北朝鮮核実験なら「断固対応」 外交部の趙賢東(チョ・ヒョンドン)第1次官と米国のシャーマン国務副長官がソウルで会談した。両氏は北朝鮮が7回目の核実験を行う場合は追加制裁を科し、韓米防衛体制による対抗措置を取るなど、迅速かつ断固たる対応をすると警告した。シャーマン氏は北朝鮮の核実験に対し、記者団に「迅速かつ断固たる対応を取る」として、「韓米日だけでなく、全世界が強力かつ明白な方式で対応する。われわれは準備ができている」と強調した。趙氏は「万一、北が核実験を実施する場合、米国、国際社会と連携し北に対する追加制裁を検討せざるを得ない」と述べた。◇新駐日大使に尹徳敏氏 元国立外交院長 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日、新しい駐日大使に尹徳敏(ユン・ドクミン)元国立外交院長(62)を任命した。尹徳敏氏は韓日関係や北朝鮮問題など外交・安全保障が専門の学者で、朴槿恵(パク・クネ)政権で次官級の国立外交院長に起用された。同氏は国立外交院の前身である外交安保研究院で約20年間、教授などを務めた。新しい駐日大使は尹錫悦氏の韓日関係修復の構想を実現するために主要な役割を担うとみられる。◇トラック運転手らが無期限スト突入 長期化なら経済混乱も 労働組合の全国組織・全国民主労働組合総連盟(民主労総)公共運輸労組の貨物連帯本部は期限付きで導入された「安全運賃制」の継続などを求め、無期限のストライキに突入した。同連帯はトラック運転手らの組合員約2万2000人の大多数がストに参加し、多くの非組合員もストに加わるとみている。ストが長期化する場合、供給不足のせいで起きている物流難がさらに深刻化し経済が混乱する懸念がある。◇サムスントップが欧州出張 半導体関連企業と協力強化へ サムスングループ経営トップ、李在鎔(
イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が欧州出張に出発した。昨年12月の中東出張以来の海外出張で、現地事業を点検するほか、欧州の半導体装備(装置や設備)メーカーなど戦略的パートナーと協力強化策を話し合うものとみられる。今回の出張ではオランダ、ドイツ、フランスの3カ国を訪れる予定だ。◇コロナ新規感染者11週連続減 10~20代の感染が最多 6月第1週の新型コロナウイルス新規感染者は11週連続で減少したが、このうち10代と20代の感染率が高いことが分かった。重症化リスクの高い60歳以上の年齢層は、3回目のワクチン接種率が高いことに加え4回目接種も始まったことで他の年齢層に比べ感染率が低かった。中央防疫対策本部の林淑英(イム・スギョン)状況総括団長は、夏祭りや夏休みなどで対面接触が増えて感染の危険が高まる恐れがあるとして、マスクの着用を徹底するよう呼びかけた。
Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40