全5話の「思いがけない旅程」が6月5日(日)の放送をもって終了。(画像:画面キャプチャ)
全5話の「思いがけない旅程」が6月5日(日)の放送をもって終了。(画像:画面キャプチャ)
全5話のtvN「思いがけない旅程(ヨジョン)」が6月5日の放送をもって終了した。番組への評価はさまざまあったが、オスカー女優ユン・ヨジョンの人生の一部を垣間見ることができ、視聴者に温かい感動、希望を届けたのは間違いないだろう。

ユン・ヨジョン の最新ニュースまとめ

最終回は、今回の旅の一大イベント、米アカデミー賞授賞式にプレゼンターとして出席したときの後日談が公開された。授賞式を終え、迎えに来たナ・ヨンソクPDを見るなり、安堵(あんど)したのか、「寒すぎる。お腹が空いた」と車に乗り込むユン・ヨジョン。一方、ウィル・スミスのビンタ騒動を目の前で目撃したイ・ソジンはその様子を興奮気味に伝えた。ちなみに、ナ・ヨンソクPDの話では、このときほとんどの番組が無音処理をしていたが、オーストラリアの番組ではそのまま放送されたそうで、全世界の検索ワード1位に「オーストラリア オスカー」が浮上したらしい。

そして、宿泊先に戻り、ラーメンでお腹を満たしたユン・ヨジョン。そういえば、「ユン食堂」シリーズでも、営業が終わった後にはよくラーメンを食べている姿を目にした。そういう庶民的なところに親しみがわく。そうして食事を終えると、再び授賞式で会ったハリウッドスターたちの話題に。

ユン・ヨジョンはイギリスの女優オリヴィア・コールマンと話したこと、プレゼンターを務めた助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーに「受賞してほしいと願っていたのでうれしい」と伝えると、通訳もトロイ・コッツァー本人も泣いていたという裏話を。

また、イ・ソジンはジェイ・Zとビヨンセが前に座っていて、トイレで会ったのであいさつもしたこと、ジョシュ・ブローリンともあいさつをし、好きなケビン・コスナーが前に座っていて、カッコいい年の取り方をしていると思ったことなど、ファン心をのぞかせ、目を輝かせながら語っていた。

そんな話を聞きながら、ふとナ・ヨンソクPDが、今回の旅のお供がイ・ソジンだったことが本当に良かったと言うと、ユン・ヨジョンも橋渡し役という大事な役割を担ってくれていたと感謝していた。実は裏で、いろいろ細やかに気遣いを見せていたイ・ソジン。そんなイ・ソジンのため、前回の第4話ではナ・ヨンソクPDが街中の建物にドラマ「パチンコ」のポスター広告がどでかく掲げられているのを見て、「僕が一つ約束をするよ。3年以内に、あそこにヒョン(イ・ソジン)の顔を掲げる」と言い、冗談っぽいやり取りをしていた。いや、あながち冗談ではない⁉ ナ・ヨンソクPDなら本当にやってくれそうな期待が持てるが…。

また、宿泊先にはユン・ヨジョンの次男の友達だというエリック・ナムと、エリック・ナムの弟エディ・ナムが招待を受け、やって来た。英国ツアーをするというエリック・ナムの話に、ナ・ヨンソクPDがいつものノリで、「僕たちも海外ツアーをしよう」と言うと、エリック・ナムが「ユン食堂」でバスに乗ってツアーをするのはどうかと提案。すかさず、ユン・ヨジョンが「そんなアイデアを出したらダメよ」とくぎを刺したが、ナ・ヨンソクPDはしっかり聞いていた。こういうノリを面白がるPDなので、もしかしたら形にしてしまうかも…⁉

こうして、ナ・ヨンソクPDに次なる目標が決まった(?)のはさておき、今回の番組を通して、視聴者を引きつけたのはユン・ヨジョンの人柄。一度会ったら、その縁を大事にするユン・ヨジョンの親しい仲間たちが続々と登場し、その中の一人がユン・ヨジョンを表現するキーワードとして、「GUTS」、「PURE」、「FUNNY」、「SWEET」、「HONEST」を挙げ、その素晴らしい人となりを語っていた。

ユン・ヨジョンはドラマ「パチンコ」で日本語のセリフがあったが、全く日本語が分からないので、ホテルに一人でこもって、一文字一文字覚えていったそうで、努力家な一面も。そんなユン・ヨジョンが最後に名言を残した。「人生はいつも裏切りが待っている。でも、毎日毎日を生きていくのよ」と。そう語るエンディングシーンのBGMには「BTS(防弾少年団)」の「Permission to Dance」が流れていた。

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