錦繍山太陽宮殿を参拝する金正恩氏(中央)ら=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
錦繍山太陽宮殿を参拝する金正恩氏(中央)ら=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は8日、祖父の金日成(キム・イルソン)主席の命日を迎え、金主席の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を参拝した。朝鮮中央通信が報じた。

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 正恩氏は最高指導者に就任した2012年以降、18年を除いて毎年、金主席の命日に同宮殿を訪れ参拝している。

 今回は朝鮮労働党組織部の生活指導部門の幹部を対象とした特別講習会の出席者、趙甬元(チョ・ヨンウォン)党組織書記、李日煥(リ・イルファン)党書記らが同行した。金氏が特定の会議の出席者と共に参拝したのは初めて。

 北朝鮮は同講習会を新型コロナウイルス感染拡大で露呈した国政運営の盲点を補い、正恩氏を唯一の指導者とする体制を強化する重要な契機としていることがうかがえる。講習会は2~6日に平壌で開かれた。金氏は自ら結論と閉会のあいさつを述べ、講習会開催に意味を与えた。

 今年は金主席の死去28年で北朝鮮が重視する節目の年に当たらないため大規模な行事を開催せず、労働団体による追悼行事開催や国営メディアに追悼記事を掲載する形で記念するとみられる。


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