キム・ウジュ の最新ニュースまとめ
15日、病院と製薬業界などによると、最近物価が高止まりしているため、2~3日だけ参加すれば済む臨床試験や生物学的同等性試験(BE試験)に生活費支出の負担が大きくなった学生、就活生、会社員などが集まっている。
一方、医療界では金銭目的だけで志願したり、副作用をきちんと理解せずに志願する事例を懸念する声も出ている。
BE試験は特許期間が終わった医薬品を複製して販売しようとする時、原本となる薬と複製薬が生物学的に同等か確認するために施行する人体実験であり、臨床試験は新しい薬を開発する際に安全性を検証するために行う実験である。
先月7日に作られたBE試験アルバイト関連のポータルカフェは、会員数が開設1か月ほどで900人を超えた。14日までこのカフェには臨床・生同性試験アルバイトのレビューや情報などを共有する掲示文が750ほど載ってきた。
数人の会員は生活苦を解決するため「BE試験に参加しようと思う」と打ち明けたりもした。ある会員が残した「生活苦のためにBE、臨床の両方を探している」という掲示文には「ほとんど生活苦が原因」というコメントがついた。
また、他の会員は「お金が必要でBE試験のアルバイトをしているが、これを(周りの人たちに)話すと変な目で見る」と書いた。「親には秘密にしろ」と助言する掲示文や「周りに話す時は顔色を伺う」と心配する文章も多かった。
就活生や会社員たちが集まるコミュニティにも臨床試験やBE試験のアルバイトに関する書き込みが目についた。
専門家たちは、このような現象が‘売血’に似ているとして「警戒する必要がある」という。
コリョ(高麗)大学クロ(九老)病院感染内科のキム・ウジュ教授は「臨床試験自体は食品医薬品安全処から臨床試験計画の許可を受けなければならないなど、厳格に管理されている。しかし、試験参加者たちは試験薬物の副作用をしっかり熟知して参加する必要があり、金銭だけを目的に参加する場合、過去の売血問題のように倫理的とは見えない」と述べた。
実際、2019年6月に食品医薬品安全処の規定が改正され、従来の3か月間隔で参加できた臨床・生同性実験の参加間隔が6か月になったりもした。
臨床試験支援専門機関である国家臨床試験支援財団も臨床試験参加者に、臨床試験によって生じうる副作用はどの程度なのか、臨床試験の参加が日常に及ぼす影響、人を対象に前もって必要な研究が十分に行われたのかなどを必ず確認することを勧告している。
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