李在鎔・サムスン電子副会長(資料写真)=(聯合ニュース)
李在鎔・サムスン電子副会長(資料写真)=(聯合ニュース)
◇サムスン・ロッテトップら1693人を恩赦 政治家は除外 政府は12日、朴槿恵(パク・クネ)元大統領らへの贈賄罪などで有罪判決を受けたサムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長ら1693人を光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の15日付で特別赦免(恩赦)し、減刑や復権の対象にすると発表した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後、恩赦を実施するのは初めて。李明博(イ・ミョンバク)元大統領や金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事ら政治家は「国民生活と経済回復に重点を置く」との恩赦の原則に基づき、対象から除外された。◇サムスントップ「国の経済のため奔走する」 復権で正常な経営活動可能に 政府の特別赦免に関する発表を受け、李在鎔サムスン電子副会長は記者団に「国の経済のために一生懸命奔走したい」と述べ、「ありがとうございました」と言って頭を下げた。李氏は朴槿恵(パク・クネ)元大統領らへの贈賄罪などで懲役2年6カ月の実刑判決を受け、服役した。昨年8月に仮釈放され、刑期は先月満了したが、特定経済犯罪加重処罰法上、5年間は就業が制限されていた。復権によって制限がなくなり、正常な経営活動が可能になる。◇国連総長 尹大統領に「北朝鮮の完全な非核化支持」 尹錫悦大統領は、大統領室で国連のグテレス事務総長と昼食会を行った。グテレス氏は尹大統領に対し、「朝鮮半島、特に北朝鮮の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)への完全な支持を表明する」として、「こうした目標は地域の安全保障と平和、安定を達成するために重要だ」と述べた。◇空軍のF4E戦闘機が黄海に墜落 操縦士2人は無事 空軍は12日午後0時20分ごろ、空軍戦闘機のF4E(通称ファントム)1機が北西部・京畿道華城市沖の黄海に墜落したと発表した。操縦士2人は緊急脱出し、命に別条はない。事故機は空軍第10戦闘飛行団の所属で、午前11時41分ごろに水原基地(京畿道)を出発し、任務を遂行して基地に戻る途中だった。◇週末に大雨予想 首都圏で最大120ミリ以上  気象庁は12日午前11時に発表した天気予報で、週末にソウルなど中部地方を中心に大雨が降る恐れがあるとして注意を呼びかけた。14日までの予想降水量は首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)、江原道西部、忠清道北部で30~80ミリ、忠清道南部、慶尚北道北部の内陸、黄海5島で20~60ミリ、江原道東部、南部地方(慶尚北道内陸を除く)、済州島、鬱陵島、独島で5~30ミリ。首都圏ではところにより120ミリ以上の雨が降る恐れがある。◇文在寅前大統領 退任100日記念行事中止に 最大野党「共に民主党」の慶尚南道支部は、14日に同道梁山市で開催を予定していた文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の退任100日記念行事を取りやめると発表した。主催者側は報道資料で、首都圏と中部地方の集中豪雨による被害の復旧に全力を挙げることが何よりも重要だと説明した。文氏はこれに先立ち、フェイスブックで「今は水害の復旧に力を合わせる時だ」として記念行事の自粛を要請していた。
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