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19日、ブルームバーグ通信によると、サマーズ氏は最近のインタビューで「人々はいつか1960年代のロシアや1990年代の日本のように、2020年代の中国に対する経済展望を振り返るだろう」とし、中国経済が難局に直面していると分析。サマーズ氏は「半年ないし1年前には、中国が国内総生産(GDP)で米国経済を追い抜くというのが自明と受け止められていた。今はそれほど明確でない」と述べている。
サマーズ氏は中国が米国経済を追い越せない理由として、金融のオーバーハング(overhang、潜在的過剰物量)や企業に対する共産党の広範囲な介入、生産可能人口の減少、老人比率の増加、不明確な未来成長動力などを挙げた。
米国シンクタンクのブルッキングス研究所は昨年1月、2028年に中国経済が米国経済を追い越すという予想を出した。しかし、中国は新型コロナウイルスの感染を許さない「ゼロコロナ」政策を固く守っているため、今年に入って中国経済に対する沈滞の憂慮が深まっている。
今年7月の小売販売や産業生産、投資など中国の経済指標はすべて市場推定値を下回っている。ゴールドマンサックスは、今年の中国GDP成長率展望値をこれまでの5.5%から3%に下げた。
サマーズ氏はクリントン政権で財務長官、オバマ政権で国家経済会議(NEC)の委員長を務めた。現在はハーバード大学の経済学教授として活躍している。ユダヤ系米国人のサマーズ氏は、コロンビア大学のジェフリー・サックス教授、ニューヨーク市立大学のポール・クルーグマン教授と共に、米国経済学界が輩出した「3大スーパースター」と呼ばれる人物だ。
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