前国家情報院長、北朝鮮の批判に「韓国政府、そつなく対応…米朝対話の仲裁に入るべき」(画像提供:wowkorea)
前国家情報院長、北朝鮮の批判に「韓国政府、そつなく対応…米朝対話の仲裁に入るべき」(画像提供:wowkorea)
韓国のパク・チウォン(朴智元)前国家情報院長が、度がすぎる北朝鮮の批判に対して、大統領室がそつなく対応していると肯定的に評価した。

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 朴氏は20日、自身のフェイスブックで「北朝鮮は尹大統領の『大胆な構想』について、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日で8月15日)の祝辞などで強く反発している。私は、大統領の提案を北朝鮮が拒否すると思っていた。韓国政府が北朝鮮の反応に対して、強く非難せずに円満に対応したことは適切だった」と述べた。

 また「政府は北朝鮮が非核化の道に進めるよう、米韓間の対策をまず樹立するべきだ。北朝鮮がモラトリアム(核実験・弾道ミサイル試験発射猶予)に戻るよう、彼らの要求を検討してほしい」と助言した。

 朴氏は「2000年8月15日、故キム・ジョンイル(金正日)総書記が私に見せてくれた故キム・イルソン(金日成)首席の遺訓は、『米国との関係を改善し体制の保障を受けること』と、『米国から経済制裁の解除を受けて、経済を発展させること』だった」と紹介した。

 続けて「最近、北朝鮮は『敵対的な行動をするな』、『行動対行動で経済制裁を解除せよ』と要求している。このようなことを検討すれば、米韓間での政策樹立が可能だと判断する」と強調。

 朴氏は「キム・ジョンウン(金正恩)総書記は核を廃棄しない」としながらも、「このような条件が造成されれば、段階的で漸進的な『行動対行動』で非核化の道に進むだろう」と主張した。

 また、北朝鮮が核問題を米朝間の問題と認識している点を指摘し、「われわれの仲裁で米朝が対話できるよう、大統領が積極的にリードするべきだ」と述べた。
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