趙報道官=(聯合ニュース)
趙報道官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の趙重勲(チョ・ジュンフン)報道官は26日の定例会見で、北朝鮮の弾道ミサイル発射に関して「関係官庁などと緊密に協力し、北の動向を綿密に注視しながらあらゆる可能性に備える計画だ」とした上で、「北がこのような挑発では得るものが何もないということを悟り、韓国が提案した対話と協力に応じるよう促す」との立場を示した。  趙氏は、北朝鮮が前日に弾道ミサイルを発射したことを受けて招集された国家安全保障会議(NSC)常任委員会で、今回の弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会の決議に対する明白な違反であり、朝鮮半島と域内の緊張を高める挑発行為だとして糾弾し、いかなる理由でも正当化できないことを明確にする一方、米国や友好国との協力に基づき積極的に対応することを決めたと説明した。 北朝鮮は25日朝、西部の平安北道・泰川付近から朝鮮半島東の東海上へ弾道ミサイル1発を発射した。高度は約60キロで、約600キロ飛行した。ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版と呼ばれる「KN23」と推定される。 一方、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の第2子とみられる少女が建国74周年の祝賀行事で初めて姿を見せたとする海外メディアの報道について、統一部は「現在さまざまな状況を分析している」と述べるにとどめた。
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