開演時間になると場内は暗転。ステージにスタンバイしたメンバーの姿がバックライトに照らされると、ドアをノックする音が会場に響き渡った。1曲目は3rd SINGLE「M」のタイトル曲「Password」。重みのあるビートが耳を奪う中、パワフルなダンスパフォーマンスでファンを惹きつけ、初披露となるエネルギッシュなヒップホップダンス曲「Shooting Star」では、躍動感のあるダイナミックなダンスパフォーマンスで会場を沸かせた。
メンバー一人ひとりの挨拶を終えてから木村柾哉は、「みなさんは『M』のことを知り尽くしていると思いますが、まだ甘い! 知らない情報はたくさんあります。今日はたくさん初出ししていきたいと思います」と伝えると、1枚の写真が映し出された。その写真には、レコーディングルームにいる許豊凡と高塚大夢の姿が。この写真について高塚大夢は「これはレコーディングが終わって、みんなのラフミックスを聴かせてもらったときの貴重な写真です」と説明。すると突然、「ということで!ここからは『M』のビハインドフォトを見ていきましょう!」と、テンションの高い松田迅が進行役になり、「M」活動期間のエピソードトークへ。池ざき理人のうたたね写真やレコーディング前の緊張からソファに倒れ込む後藤威尊の姿、ミュージックビデオの撮影をしている写真などを見ながら、メンバー同士がわいわいとおしゃべり。ミュージックビデオの撮影監督について木村柾哉は、「監督がほめ上手で、何をするにも『かっこいい!』って言ってくれたからめちゃくちゃ気持ちよく撮影ができました」と当時を振り返った。
続いて、キラキラアイドル担当の尾崎匠海が、「君に星をプレゼントするよ! 輝けー!」というタイトルコールで「『Shooting Star』玉入れ」ゲームコーナーがスタート。ここでは田島将吾が進行役に。「Shooting」チーム(許豊凡、西洸人、高塚大夢、木村柾哉、尾崎匠海)と「Star」チーム(池ざき理人、後藤威尊、松田迅、藤牧京介、佐野雄大)の2つに分かれ、相手チームのカゴに星の形をした玉を多く入れた方が勝者となり、敗者は勝者の願いを叶えなければならないというゲーム。 カゴを背負った人はダンスをして相手チームの玉入れを妨害することができるため、「Shooting Star」のジャンプをする振付や上体を後ろに反らす振付をして相手チームの玉入れを阻止。「Shooting」チームは許豊凡がカゴを背負い、実際のパフォーマンスよりもダイナミックにパフォーマンスし、相手チームの玉の数を減らすことに成功、「Shooting」チームが勝利した。そして勝ったチームは願い事に「MINIにかわいく愛を叫ぶ」をリクエスト。池ざき理人はカゴを持ちながら「MINIちゃん、捕まえちゃうよ」と甘い声で、後藤威尊は裏声で「MINIのことが宇宙一好きだもん」と目をキラキラさせ、松田迅は「ちゅき」と言って指ハート。藤牧京介は「大好きだよ、チュッチュッチュ」と手のひらをパタパタさせて投げキッスし、最後に佐野雄大は「MINIのこと、だ~いすき」とキュートに披露してファンを喜ばせた。
トーク&ゲームコーナーの後には、後藤威尊が「M」収録曲の中で一番好きだという「STRADE」も初披露。清涼感のある歌声と心地よいサウンドに乗せて揺れるペンライトの光で幻想的な空間を演出した。
この日は、初出しとなった写真や初披露のステージなど、さまざまな“初”が公開されたが、ファンをさらに驚かせる発表もあった。木村柾哉が「大事なお知らせがあります!」と伝えると映像が流れ、「INI」の初めてのアリーナツアーの詳細が発表された。大阪出身の佐野雄大は、「大阪でライブがあったら、『大阪、ただいまー!』ってやりたい」と伝え、福岡県出身の池ざき理人は、「憧れの場所でした。本当にうれしいわ」と感慨深く話した。さらに、「INI」の冠バラエティ「INIの推しごとです!」の放送が発表されると、ファンの歓喜の声が上がった。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、イベントは終盤へ。藤牧京介が「次の曲は本当に心温まる曲です。この曲を通して皆さんが自分と向き合うきっかけになればと思います」と紹介し、「Mirror」を披露。メンバーが横並びに椅子に座ると、優しい歌声を会場に響かせてMINIの心を温かく包み込んだ。
最後は一人ずつあいさつ。
佐野雄大は「一つ一つ楽しい思い出が増えて嬉しいです。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。みんな大好きです」と伝え、尾崎匠海は「ライブをする機会は少ないじゃないですか。なので、こういう機会でちゃんとありがとうを伝えたいなと思っています。本当にいつも応援ありがとうございます」と思いを伝えた。藤牧京介は「今日は初めてメンバー全員が座ってハンドマイクを使って歌を届けたのですが、いつものダンス&ボーカルとはまた違った良さがあったのではないかなと思いました。ありがとうございました」と話し、木村柾哉は「久しぶりにMINIの前でライブできたので、本当に改めて嬉しいなという気持ちとありがたいなという気持ちでいっぱいです。1stシングルから、2nd、3rdときて、こんなにたくさん支えられて、いろんな人に見てもらってっていうのが本当に幸せなことだなと思いました。これからもいろんなものを届けられたら良いなと改めて感じました。ありがとうございました」と笑顔を見せた。
松田迅は「たくさん盛り上げてくれて感謝しかないです。ミリオンも突破して、本当に普通のことじゃないなって改めて気づかされました。いつもありがとうございます。本当に愛されているんだなと思いました。よっしゃ、がんばるぞ!」と気合を入れ、高塚大夢は「『M』は大好きなシングルだったので、みなさんにリアルタイムでお届けできることができて嬉しかったです。配信で見ている皆さんも本当にいつもありがとうございます。次はツアーもあるので直接会いたいです。またこれからも僕たちは突き進んでいきます」と話し、後藤威尊は「嬉しいお知らせは俺たちもすごく嬉しいし、みんなが喜んでくれるのを見てもっと嬉しくなります。アリーナツアー、楽しみにしていてください。ありがとうございます。頑張ります」と意欲を見せた。
西洸人は「こうして会えていることは当たり前なことじゃないんだなって…。みんなと直接会えるのは奇跡だなと思って、ありがたみを感じています。アリーナツアーもありますが、一個一個大事にしてこれからも頑張ります。また会いましょう」と再会を約束。池ざき理人は「今日はいつもより数倍楽しくて、みんなと会えて、皆さんに元気な姿をお見せして、幸せな時間でした。僕たちもまだまだライブを頑張っていきますので、またライブで会いましょう」とガッツポーズを見せた。許豊凡は「こうやってみなさんと会えて、歌声を届けることができて、すごく幸せだなと思っています。自分の生きるモチベーションになっていて、改めて、本当にありがとうございます」と伝え、田島将吾は「めちゃめちゃ毎日感謝しているんですけど、もっともっとINIが大きくなっていけるように、皆さんが期待している以上のパフォーマンスだったり、コンテンツだったり、どんどん作っていきたいと思います。みなさんにいっぱい元気になって明るくなってほしいという気持ちでこれからもINIは11人で突っ走っていきたいと思います」と意気込んだ。
ステージを去る前には、ステージの端から端までを移動して、ファン一人ひとりの顔を見るように手を振ったりハートを送ったりしてあいさつ。名残惜しみながらステージを後にした。
【INI】初のアリーナツアーの詳細を発表。冠番組放送も決定「MINIに元気になって明るくなってほしい!これからもINIは11人で突っ走っていきます!」
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