「故金正男氏の13万8000ドルを引き取って」、マレーシア警察が遺族探し＝韓国報道

マレーシア警察が、北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）国務委員長の異母兄である、故キム・ジョンナム（金正男）氏が暗殺された当時、所持していた遺品を引き取る遺族を探している。

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ラジオ自由アジア（RFA）によると、マレーシアのセパン警察当局は4日、「キム・チョル（当時の旅券上での姓名）氏の現金などの遺品を引き取る遺族を探している」と明らかにした。

同警察は「キム氏が死亡した後、警察が遺品を保管しており、6か月以内に遺族が現れなければ、故人のすべての遺品はマレーシア財務省に帰属することになる」と伝えた。

同警察は、金正男氏が殺害された当時使っていた旅券番号も公開。これにより故金正男氏は、1970年6月10日生まれ、ピョンヤン（平壌）出身のキム・チョルという偽造旅券を使っていたことが明らかになった。

同警察は遺品について詳しく公開はしなかった。しかし過去に行われた裁判で警察は、故金正男氏の携帯電話2台、およびノートパソコンと共に13万8000ドル（USD、約1993万5135円）相当の現金を発見したと証言していた。