【公演レポ】KANGDANIEL(カンダニエル)、初の単独ツアーを完走!「これからも日本でたくさん活動していきたいと思います!」(画像提供:wowkorea)
【公演レポ】KANGDANIEL(カンダニエル)、初の単独ツアーを完走!「これからも日本でたくさん活動していきたいと思います!」(画像提供:wowkorea)
歌手・俳優として活躍するKANGDANIEL(カンダニエル)が、日本デビューEP「Joy Ride」(10月5日発売)を記念し、自身初となるジャパン・ツアー「KANGDANIEL : 1st EP Release Tour JOY RIDE THROUGH JAPAN」を10月15日大阪 Zepp Namba、16日KT Zepp Yokohamaで開催した。本記事では16日の公演をレポートする。

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超満員の会場は開演前から期待と熱気に包まれていた。客席が暗転すると、いよいよライブがスタート。ダンサーと共にステージに登場したKANGDANIELは、1曲目に「Upside Down(日本語ver.)」を披露。口笛やシンセパッドなどの軽やかなサウンドと少し気だるげな歌声が調和すると、心地良いグルーヴに包まれる。1曲目のパフォーマンスを終えると、「みなさん、会いたかったです。『1st EP Release Tour JOY RIDE THROUGH JAPAN』にお越しいただき、ありがとうございます」と笑顔であいさつ。「Joy Rideの曲もたくさん聴かせますので楽しみにしてください」とファンの期待を高めると、弾むシンセサウンドと優しい歌声が印象的な「2U」をパフォーマンス。ハンドクラップをして心地良く音楽に乗るKANGDANIELの楽しそうな表情にファンも笑みを浮かべながら体を揺らしていた。幻想的なピアノのサウンドから始まる「Jealous」では、リズミカルなビートに合わせ、軽やかに踏むステップで流れるようにパフォーマンス。2曲続けて披露すると、振付が大変なことを理由に「水、おいしい」と日本語で言いながら水を飲み続け、なかなか飲み終わらないが、その無邪気な姿にファンから思わずため息が漏れる。

続いて、ダンサーが車の形にフォーメーションを組むと、車に乗り込んだKANGDANIELがエンジンをかけてから始まる「Joy Ride」のステージへ。ロックテイストの心地良いスピード感と優しい歌声で聴く者の陶酔感を誘った。歌い終わり、「生でのパフォーマンスは初めてでしたが、どうでしたか? 好きですか?」と笑顔で問いかけると、会場は大きな拍手で包まれた。

ここからは「Joy Ride」の撮影秘話を語るミニトークタイムへ。「3日間日本にいたんですけど、日本に到着したその日にすぐに撮影に入りました。ジャケット撮影などをしたのですが、久しぶりの海外だから、食べたいものもたくさんあって…。その日は眠るのを諦めて鶏もも肉を食べました」と思い出を振り返る。ここで、鶏の“もも”肉と果物の“桃”が同じ言葉ということを知った彼は、「もももも!」と楽しそうに繰り返し、日本語を新しく覚えることに興味津々。ファンからの質問コーナーでは、「気に入っている日本語、可愛く思う日本語は?」という質問に対して、「机」と「膝」と「しゃべる」と回答。韓国語ではアクセントが強くなるような言葉が日本語になると柔らかくなるため、彼にとっては可愛く聞こえるそうだ。また、好きな季節については、「都市によって違います。釜山にいたときは夏が好きで、ソウルにいるときは冬が好きでした。東京は秋が良くて大阪は夏が良いですね。それからまだ行ったことはないのですが、札幌は冬が良いと思います。沖縄は夏に行きたいです」と答え、ファンも一緒に行きたいという反応を示した。

日本語の勉強時間にもなっていたトークコーナーを終えると、次の曲の紹介へ。彼は「次の曲は、イケメンのギタリストのMIYAVIさんとのコラボレーション曲です。昨年、MIYAVIさんの『Hush Hush』という曲に参加させてもらったのですが、今回は僕の曲にMIYAVIさんが参加してくれました。今日も本当に会いたかったのですが、アメリカツアーをされているので、残念ですね…。MIYAVIさん、頑張れ」とエールを送り、「TRIP(feat.MIYAVI)」のステージへ。ステージを端から端まで歩きながら、首を縦に振ってリズムに乗ると、フック部分ではダンサーと共に指を突き上げてパフォーマンス。続く「Moment」ではギターの幻想的なサウンドに乗せて「一生僕のそばにとどまっていてほしい」という気持ちを込めて、優しくて甘い歌声を響かせる。椅子に座ったKANGDANIELがゆっくりと体を横に揺らすと、客席を照らすペンライトも左右にゆらゆらと揺れ、会場は一体感に包まれた。

後半に入ると、前半で見せていた笑顔はなくなり、ダークでどっしりとしたビートが響く「PARANOIA」ではうつろな視線とたまに見せる魅惑的な笑みでファンの心を虜に。背中が見える衣装も相まって、セクシーでクールな魅力にファンもグッと惹き込まれてしまう。セクシーな衣装にも着替え、ファンを興奮させるステージを披露した彼だが、この衣装は少し恥ずかしいとのこと。ファンに「どちらが好きですか? 今がもっと好きですか?」と問いかけると、背中が見えた衣装が良いという反応に、「残念ですね…。僕はこういう感じは好きではないんです。勇気が必要ですよね」と言いつつも、背中を見せてファンをさらに興奮させていた。

「ここから、後半戦がスタートしますので盛り上がっていきましょう!」と意気込むと、目標へと疾走するエネルギーが感じられる「Ready to ride」、不気味なオルガンサウンドが耳にまとわりつく「Parade」、ちゃんみなとのコラボ曲「Loser(feat. ちゃんみな)」などを披露して会場を一気に盛り上げた。

終盤を迎えると、短期滞在の中でも絶対にしたいことがあると話す彼。前回スタッフが買ってきれくれた大量のグミの中で、レモン味がお気に入りだという。「食感はハードだけど、酸っぱさの後にくる甘さのバランスが最高。グミの専門家としてたくさん買っていこうと思います」と、1日だけあるオフの日にグミを大量購入すると宣言し、ファンを笑わせることもあった。

ライブの終わりを名残惜しみつつも「これからも日本での活動をたくさんしていきたいと思います。さまざまなところに行って公演もしてコミュニケーションを取れたら良いなと思います」と伝え、再開を約束。「残り一曲となりました」と伝えると、「Ride 4 U(日本語ver)」を披露。幻想的で神秘的なサウンドが広がると、優しい歌声を会場に響かせ、ファンの心を癒した。最後は手を大きく広げて「ありがとう!」と言って、ステージを後にした。

ファンのアンコールの手拍子に応えて再登場したKANGDANIELは、黒のパーカーのフードを被って「1000x(日本語バージョン)」を披露。ペンライトが左右に揺れる中、「君だけが僕の唯一の存在だ」と、苦しいときもそばで力になってくれた大切な人たちへの感謝の気持ちを伝える。天井からサイン入りのウィングカードが舞い降りる中、柔らかなシンセサウンドにのせて、あたたかく包み込むように歌い上げた。

最後は、割れんばかりの拍手の中、ダンサーと共にお辞儀をすると、「ありがと!」と言って笑顔でステージを後にした。


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