在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙「朝鮮新報」が昨年9月に紹介した平壌ゴルフ場の様子=(朝鮮新報=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙「朝鮮新報」が昨年9月に紹介した平壌ゴルフ場の様子=(朝鮮新報=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が6年ぶりに平壌でゴルフ大会を再開した。北朝鮮は外貨を稼ぐため国際社会による制裁の対象となっていない観光産業に力を入れており、外国からのスポーツ観光客の受け入れに向けて国境封鎖の解除を検討する可能性もあることから注目される。

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 北朝鮮の朝鮮中央通信は21日、平壌郊外にある平壌ゴルフ場で19~20日に「秋のゴルフ愛好家競技」の決勝が行われたと報じた。大会はレベルや年齢、性別で分けた4部門で実施され、優勝者には優勝カップや賞状が贈られた。

 北朝鮮は2011年から16年にかけて毎年秋に豪華レジャー施設の平壌ゴルフ場で「平壌国際アマチュアゴルフ大会」を開催していたが、ゴルフ場の改装のため17年から中断。19年に工事を終えたが、新型コロナウイルスの流行で国際大会を開けずにいた。

 朝鮮中央通信は今年の大会に外国人が参加したかどうかを伝えていないが、まだ国境を開いた様子がないため北朝鮮住民だけが参加した可能性が高い。今年、6年ぶりに大会を再開したのは、新型コロナの影響で今は外国人客の受け入れが難しいものの、状況が落ち着いたらすぐに営業できるよう準備する意味合いがあるようだ。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は制裁対象に含まれていない観光産業の育成に尽力しており、ゴルフ場のほかにも東部・元山の海岸沿いの元山葛麻海岸観光地区、内陸部・陽徳の温泉、 元山郊外の馬息嶺スキー場などを積極的に開発してきた。


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