【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が近く7回目の核実験を強行するとの見方が強まるなか、このほど米領グアムに配備された米戦略爆撃機B1Bが今月末に始まる韓米合同空中訓練に参加する可能性が高まっている。韓国軍の消息筋も23日、B1Bが同訓練に参加する可能性を示唆した。 B1Bは18~19日(日本時間)にかけて計4機がグアムのアンダーセン空軍基地に到着した。米太平洋空軍は20日、B1Bについて「4カ月前に配備された時よりもインド太平洋で多くの同盟国とさまざまな訓練を行う」と予告している。4カ月前の6月にグアムに配備されたB1Bは日本の航空自衛隊、オーストラリア空軍と共同訓練を実施した。 米国のインド太平洋地域における同盟国には日豪のほか韓国、タイ、フィリピンなどがあるため、韓国軍の当局者は韓国との合同訓練実施を強く示唆するものと受け止めている。 韓米両軍は31日から来月4日にかけ韓国上空で「戦闘準備態勢総合訓練」を行う予定で、米軍からは最新鋭ステルス戦闘機F35Bなど約100機が参加することが明らかになっている。 B1Bの参加可否は明らかになっていないが、北朝鮮が金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の決断によりいつでも7回目核実験を強行できる状況のなか、B1Bを朝鮮半島での訓練に投入すれば北朝鮮に対する強い警告のメッセージになる。 北朝鮮が6回目の核実験を強行して核・ミサイル脅威が最高潮に達した2017年12月に実施された韓米合同空中訓練にもB1Bが参加している。 韓国軍の関係者は「現在の状況は17年と多くの面で類似している」と参加の可能性に重点を置いている。
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