日本で韓国映画の未来を探る　ショーケースや討論会

韓国映画新興委員会が8日から14日まで東京のシネカノンで開催する韓国映画紹介イベント＜韓国映画ショーケース2007＞に、『カンナさん大成功です！』のキム・ヨンファ監督や、女優のムン・ソリらが出席する。イベントではイム・グォンテク監督の100本目の作品『千年鶴』や国内で660万人の観客を動員したヒット作『カンナさん大成功です！』、インディーズ映画としては最多観客数の記録を立てたドキュメンタリー『ウリハッキョ～われらの学校』など、9本の韓国映画が紹介される。このうち『カンナさん大成功です！』は近く＜ワーナー・ブラザース・ジャパン＞配給で日本全国ロードショーの予定だが、一足先に公開することになる。
　
2日目の9日には＜国境を超える映画の力＞をテーマに、最近の韓日両国の成功ケースを分析し今後の見通しを話し合う。映画新興委員会のアン・ジョンスク委員長、シネカノンのイ・ボンウ代表、キム・ヨンファ監督、女優ムン・ソリらが出席し、日本での韓国映画の未来についてパネルディスカッションを行う予定だ。

韓国映画「カンナさん大成功です！」のキャスト、公開日、あらすじ

このイベントとは別に、10、11日両日には東京で韓日の専門家が集まり協力策を模索する＜2007日本ビジネスキャンパス＞が開かれる。両国の監督やプロデューサー、投資分野の専門家らによる円卓討論形式で進められるもので、韓国からは韓国映画制作家協会のチャ・スンジェ会長、韓日合作映画『初雪の恋～ヴァージン・スノー』を制作したダインフィルムのキム・ヒョンジュン代表、『猟奇的な彼女』のクァク・チェヨン監督らがパネラーとして出席する。映画新興委員会ではこのイベントを、作品性と商業性を兼ね備えた韓国映画を日本に紹介し、日本での韓国映画の底辺を拡大するための努力の一環と位置づけている。日本に輸出された韓国映画の劇場公開を支援する趣旨もあるという。


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